29日目 今年最後の

彼曰く、来年はもっといい肉を食べられるようになるぞ!


 ***


2020年、最後の肉の日。

社会人になって分かったことがあります。


肉を定期的に食べると人間は元気になる。


食べることが好きな人間はたいてい好きなものランキング1位に入りがち。

焼肉。

今年もそれなりの回数言っていたことに気付きました。


実家にいる頃は焼肉というものは贅沢な食事。

年に1度あればいい方でした。

自宅でホットプレートで食べるのもいいですが、

やはり一番は炭火焼きで食べる本格焼肉。

とりあえず腹が満たされればいいので、学生の頃はハラミとカルビだけ。

どきどきタンを食べて後は野菜と米。

あのときは周りの人間が全員敵だと思っていました。

気を抜けば肉は消える、野菜も消える。

赤い塊が茶色に染まり切る前にどれだけ救い上げられるか。

そういう戦場が七輪の上でした。


でも上京していいところの焼肉店に行くようになってから、

焼肉はみんなで楽しむものだということを知りました。

種類は豊富だし、焼く順番もある。

コースのお店、アラカルトのお店、おまかせのお店。

どのお店にもそれぞれのポリシーが込められていて、

お店の雰囲気作りから洗練されています。

飽食の時代、人はどれだけ貪欲になっても”いい”と思う店を感じ取れるのです。

素晴らしい店は入り口、店構えから違う。

逆にこんなところにあるの?という店が異常なほどに美味しかったりする。

ある意味この雰囲気こそが焼肉店だと言わんばかりの主張のある店。

十人十色な焼肉店。

今年は初めて行ったお店が2つありました。


○焼肉 いのうえ

吉祥寺コピスそばのビルにある焼肉店。

ランチで行きまして、いい雰囲気のお店でした。

家族でもいいですが、デートにもいいかも。

ランチあるあるですが、質のいいものを少し安く食べることができます。

たくさん食べることはできないけど、たまに贅沢したいな、

そんなときにランチ焼肉という手もあると教えてくれたお店。


○焼肉定食やまと

こちらも吉祥寺。駅南側の交差点にあるこじんまりとしたお店です。

チェーン店で、コンセプトは”定食感覚で焼肉を”と言ったところでしょうか。

店名通り基本的に定食式のオーダー。

テーブル席の他にカウンター式のテーブルもあるので、

おひとり様でも気軽に立ち寄ることがで来ます。

追加はそれぞれアラカルトでお好みに。

食べたいだけ頼むことができる、だからこそ自制を忘れた時が怖いお店。


どちらもいいお店でした。

書きながら思い出しましたがもう1軒行きましたね。


○新宿 治郎丸

いいホルモンを食べさせてもらいました。

もちろん精肉も。

カウンターしかないまさに一人焼肉のためのお店。

無性に食べたくなったときに行きたい、

お金がなくても、持ってる分だけ使ってしまいたい。

個人的に好きなお店です。

来年また行きたいですね。


以上でしょうか。

来年もいいお肉を食べて生きていたいですね。

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