第3話 ポンコツ転校生が部屋にきた
男子「ただいまー。(家に帰ると、リビングから母親と誰かが話している声が聞こえてきた。『おかえりー』と出迎えてくる。母親と――佐藤さん!『可愛いお友達が出来て良かったわね』と、母親は普段見せない笑顔で微笑んだ)」
女子「お母さんも優しい人で良かったわ」
男子「(僕の部屋に来るなり、上目遣いで勝手に家に来たことを謝っている。担任の先生に、山本君に普段教科書を見せてもらっているお礼をしたい。と頼み込んで住所を教えてもらったらしい。――ってか制服で体育座りすると、パンツが! チラチラ見えます!)その無防備なポーズにどれだけの男子を困らせるのか自覚を持った方がいいですよ」
女子「パンツはこの前プレゼントしたから、もう隠しても仕方ないでしょ」
男子「きちんと返しましたっ! 誤解を招くようなことは言わないでください。母親に聞こえたら僕はこの家でどうやって生きていけばいいんですか……。(体育座りをしている佐藤さんの膝を、伸ばして床につけてやる)」
女子「もう〜!」
男子「(頬に空気を入れて、思いっきり膨れていらっしゃる)」
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