第2話 ポンコツ転校生はお礼がしたい

男子「(次の日。佐藤さんの机は、再び僕のそれとくっついていた。不思議におもい尋ねると『昨日届いた教科書は古い教科書だったの』と、微笑んでいた。――放課後、クラスメイトが誰もいなくなると、佐藤さんの方から珍しく話しかけてきた)」


女子「いつものお礼に、机の中にプレゼントを入れておいたの。確認してくれる?」


男子「お礼? 全然全然! そんな気を使わなくていいから! 転校生して来たばかりなんだし。僕に出来ることなら気軽に言ってくださいね。(――ゆっくりと、机の中に手を入れると、そこには淡く光る白いパンツ! ワッツ!!! 触れるたびに、冷んやりと手を癒してくる滑らかな感触!)さ、さ、佐藤さん、これはっ?!」


女子「1日、私が穿いてたパンツ。脱ぎたて。」


男子「(ってことは、佐藤さん、パンツ履いてないの!!!)」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る