第48話「天才魔族を配下に」

「確かに、囚えられてますね」

「そうですね……」


 王都の魔法力を制限する部屋に、カアラは囚えられていた。

 半ば特権階級でもある魔術師でも、国の禁を犯すこともある。


 その場合、魔術師を拘束するために、このような部屋が設けられているのだ。

 カアラは魔族で上級魔術師、抑えられた希薄な魔素でもまだ抵抗しようとするので。


 それを完全に抑えこむために、先生と同じ中級レベルの魔術師が何人も常駐して、不眠不休でディスペルマジックを唱え続けている。

 いざとなれば、城にはカアラと同ランクの上級魔術師だっている。


 その上で、部屋の周りには、騎士や兵士が防備を固めて逃亡を防いでいるので、ようやくカアラは諦めて大人しくなったとか。


「ライル、お前が私を悪しざまに罵り、老害として悪者にした噂を流していることが、役にたったな」


 そう皮肉めいた口調で、茶色の長い髭面に悲愴な笑いを浮かべてるのが、ニコラ・ラエルティオス。

 シレジエ王国の今の宰相であり、ライル先生の父親だ。


「そのようですね、お父上」


 ライル先生は、カアラをライバル視していた感があるので。

 よりにもよって、憎んでいる自分の父親に、その敵が囚われてしまったのが気に食わない様子でぶすっとしていた。


 カアラは、ニコラ宰相に「勇者とシルエット姫を殺して、国の実権を手に入れる」ように勧めて、その陰謀を受け入れる振りをした宰相の罠にハマり囚えられたのだ。


 さすが、策士の先生の父親だけのことはある、鮮やかな手腕といえた。

 聞けばニコラは、王室の家庭教師でもあったが、自身が上級魔術士でもあり、シレジエ王国一の大博士だという。


「勇者タケル様、私は確かに、この不肖の息子が言うように老害かもしれません。しかし、国を思う気持ちを片時も忘れたことはありません。それが、この魔族を囚えることで証明できたことを嬉しく思います」


 ニコラ宰相は、そう言って、ククッと皮肉な笑いを浮かべた。

 俺はどうしても先生の側の肩を持ってしまうが、この人もそこまで悪い人じゃないんだよな。


「さて、どうしたもんかな。これ……」


 部屋の真中の椅子に座って、黒いフードを目深まぶかに被ってじっとしているカアラは、何も言わない。

 命乞いするとか、「くっ、殺せ」とかも、何もないのか。


「当然、殺すべきですよ」


 ライル先生はそう言う。

 でも、ニコラ宰相が生かして囚えたのには、訳があるのではないかな。


「いや、この魔族。体術もなかなかのものでして、騎士が殺そうとしても怪我人が増えるだけだったので、勇者様の到着を待ったのです。直々に天誅を下していただければ幸いかと」


 宰相は、そんなことを言う。

 えー、みんな「殺せ!」って流れか。


 でも俺なあ、いくら魔族で大罪人でも、無抵抗な女性を殺すってのはな。

 だから、こんなんだから、リアルファンタジーは嫌なんだよ。


「カアラがやった『魔素の瘴穴』解放、戦争やクーデターの煽動で死んだ人間は、全部合わせれば一万をくだらないでしょう。当然、殺すべきです」


 ライル先生は、俺の決心を促すように。

 大事なことなので「殺せ」と、二度言いました。


 さて、餅は餅屋。同じ魔族のオラクルちゃんに聞いてみるか。


「勇者どの、カアラを殺さずに、隷属させる方法ならあるぞ」

「えっ、あるの。そういう都合のいい方法?」


 さすがドラえもん、じゃないオラクルちゃん!


「うむ、『魔王呪隷契約』というものがある。かの古の魔王が、どうしようもない部下に言うことを聞かすために創った呪法なのじゃ。お互いの同意のもとにきちんとした約定を交わして、額に呪隷紋を入れればよい」

「俺は魔王じゃないのに使えるのか」


「魔王か、魔王じゃないかなんて関係ないのじゃ。呪隷契約に大事なのは、お互いの同意があるかどうかだけじゃ」

「ちなみに、その契約を破るとどうなるの」


「普通に四肢が木っ端微塵になって死ぬ」

「そりゃ、グロいな」


「おい、カアラどうする。いますぐ死ぬか、俺に隷属するか」


 正直なところ、カアラは死を選ぶと思っていた。

 これは、要はそれ以外の選択肢を提示して、俺の罪悪感を和らげるための措置だ。


 俺だって残酷な世界リアルファンタジーに生きる人間。

 大罪人の女の処刑ぐらい覚悟はしている、でも出来ればしたくない気持ちが強い。


 我を忘れるほど、オラクルの裏切りを怒っていたカアラだ。

 よりにもよって、勇者の俺に隷属するなんて、ありえないと思っていたのだが。


「タケル、貴方に隷属します」


 あっけなく、そう言った。

 あれ?


     ※※※


「タケル殿、何度でもいいますが、今すぐ殺すべきです」


 先生はそう促す、だいたいのシレジエ王国の人はそう言うだろう。

 なにせ、『魔素の瘴穴』封印を開いた張本人なのだ。

 憎んでも飽きたらぬ敵といえる。


 ただ不謹慎な先生の場合、単に自分より格上の魔術師が気に入らないだけじゃないか疑惑が少し。

 いや、そんなことはないだろうけどね……。


「先生、本当に隷属するなら、カアラは使えますよ」

「正気ですか、たまに私の想像を絶する選択をしますよね、タケル殿は……」


 いや、先生の選択も、わりと引くときあるけどね。


「カアラは、最上級魔術が使えて、しかもシレジエ王国だけでなく、トランシュバニア内部にも人脈がある。おそらく他の国にもあるに違いない」

「そう言われると、確かにそうですが……」


 使い道としては、かなり利便性が高い。

 規模は違うが、犯罪者とうぞくを利用して防犯に使うのと変わらない。


「オラクルちゃんを配下に置いてるんだから、魔族だから殺すってこともない。ここで殺すよりも、憎んでいるだろう俺に隷属させるほうが、罰になるんじゃないですかね」

「心情的には絶対に承服しかねますが、タケル殿の判断がそうであるのなら、諦めましょう」


 貸し一だぞって不満気な顔で、ライル先生は、渋々と引き下がった。

 先生に借りを作ると怖いな、無理やりどっかの姫と結婚させられそうで。


「話は決まったようじゃから、『魔王呪隷契約』の方法を教えるが、どのような契約にするかは決まったのか」

「うん、それなら、もう思いついてるよ」


 俺とカアラの『魔王呪隷契約』は三箇条だ。


 第一条、カアラは、佐渡タケルに服従しなければならない。佐渡タケルの命令は絶対遵守すること。


 第二条 カアラは、直接的および間接的に、人間に危害を加えてはならない。また、人間への危害を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。ただし、第一条に反する場合は、この限りではない。


 第三条、第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自分をまもらなければならない。


「その条件でいいのね、分かったわ」


 やけに大人しいカアラは、黒いフードを外すと俺に、初めて素顔を見せた。

 オラクルちゃんと同じ青い肌が、魔族の特徴か。細い眉に、瞳は紫色。髪は淡い金髪をしている。


 目鼻立ちは整っていて、普通に美人だ。淡いピンク色の唇が微笑んでいる。

 魔族だから本当のところ分からないが、まだ二十を越えているようにも見えない、こんな若い女だったんだな。


「見た目通り、まだ十九歳よ」

「そうか、じゃあカアラ、呪隷紋を入れるぞ」


「はい、うっ……」


 頭に紋を入れるときに痛みが走ったのか、カアラは形の良い眉根を顰ませた。

 呪隷紋は、十字の形をしている。


 この世界には、キリスト教はないので、十字はまさに相手を縛る磔を意味しているわけだ。

 約定を違えた時、カアラの四肢は四つに分断されて死ぬ。


「ところでカアラ、なんで大人しく俺に隷属した」

「隷属させた、張本人がそれを言うの?」


 オラクルちゃん監修なので、カアラが逆にこっちを罠にハメようとしているとは考えにくいけど。

 あまりにも呆気ないので、気になって仕方がない。


「俺を恨んでたんじゃないのか」

「貴方、いえ勇者タケル。それは自意識過剰ってものよ」


「やめろ、そんな言い方をするな」

「あら、ごめんなさい」


 自意識過剰とか、微妙にダメージ入るじゃねえか。

 精神的にも攻撃するなって、約定を入れておけばよかった。


「アタシが、本当に我を忘れるほどに怒ったのは、魔族を裏切ったオラクルに対してよ。貴方は人間の勇者として、アタシが画策した魔王復活を阻止しただけなんだから、そのことについて敵意はあっても、遺恨いこんはない。負けたアタシが悪いだけ」

「そういうものなのか、イマイチわからんなあ」


 敵意がある相手に隷属するか?


 そうか、感情的には従えなくても。

 理詰めで考えられるなら、目的のために一時的に敵に屈することもあるわけかな。


「そうよ、ここに囚えられて、久しぶりにじっくりこれまでの自分が講じてきた策を振り返ってみたけど、アタシは愚かだった」

「まあ、後半グダグダだったもんな」


 天才レベルの魔術を持つカアラに、ライル先生の頭脳があれば、魔王復活なんてもうとっくにやってるぞ。

 その時はおそらく人族は、絶滅の危機に瀕してるだろう。


「つまりね、アタシは反省したのよ。ここは貴方に隷属してでも、生き延びるべき局面だと思う」

「まだ、諦めてないのか」


 本当にしつこいな、まあそうじゃないと、策士になんかならんか。

 ライル先生もそうだけど、どんだけはかりごとを考えまくってるんだよって感じだ。


「フフッ、そうね。生きてさえいれば、いつかは伝説の魔王が蘇り、魔族が復権する時代を迎えられるかもしれない。感情的になりすぎて選択肢を誤った、間抜けなアタシに生きるチャンスをくれたことにだけは、感謝しておくわ」


 魔族は、寿命が人間より長そうだから。

 俺が死ぬぐらいまでは待てるってことなのかな。


「まあ、俺が死んだ後のことなんかはどうでもいいや。とにかく、感謝なんて言ってられないほど、こき使うつもりだからよろしくな」

「お手柔らかにお願いします……」


 こうして、隠形の上級魔術師。魔族のカアラは俺の隷属下に入った。

 カアラの態度が殊勝すぎて、罠じゃないかといまだに疑わしい。


     ※※※


 カアラを連れて、要塞の街オックスに帰ってきた。

 王都に一度戻ったのに、シルエット姫はジルさんを連れて、なんにも言わずそのまま俺に付いてくる。


 俺が姫を連れ回してるのを、ニコラ宰相もなにも言わなかった。

 ライル先生のお父さんである彼が、有能な上にそれほど悪くない人物であると知れただけ、今回は良かったかもしれない。


 先生の父親だから、何を企んでるかは分かったもんじゃないが。


「どうしたんですかタケル殿、私の顔に何か付いてますか?」

「いえいえ、いつもどおり先生は、美しい顔ですよ」


「タケル殿、私は出来れば外側より、頭の中の方を褒めてもらったほうが嬉しいです」


 頬を少し赤く染めて、不服そうに俯いた。

 ライル先生は、なかなか俺にデレない。


 オックスの居城に入ると、カアラの扱いをどうするかで悩む。

 魔族を他の人間と同室させるわけにもいかない、部屋はまだ余ってるから個室を使わせるとして。


「カアラ、とりあえずメイドとして、城のお掃除でもやってなさい」

「はい、ご主人様。そんな命令しか思いつかないのね」


 ありゃ、わりと反抗的だな。

 もちろん命令拒否は許されないので、反抗的なのは口調だけでお掃除を開始する。


「そうだ、掃除道具いるな」

「魔法で掃除できるわ」


 便利なもので、カアラは風の魔法を器用に使って、掃き掃除を始めた。

 しかも、この程度ならと無詠唱、さすが上級魔術師だな。


 ところで、いつまでと期限を切らず「掃除しろ」って言ったら、もしかして永久にやってるんだろうか。

 呪隷契約、そうだとすれば恐ろしい呪いだ、「ひと通り済んだと自分で判断したら、休んで良い」とは言っておく。


「うーむ、綺麗だ」


 あとで見に行ったら、石造りのお城なのに床は塵ひとつなくピカピカ、古くなってくすんだカーペットまで、新品同然になっていた。

 どのぐらいやるかは判断に任せたので、カアラは口先は反抗的だが、根は真面目というタイプだと分かる。


「どう、アタシは、オラクルなんかより役に立つでしょう。出来れば、身体じゃなくて頭の方を使って欲しいですけどね」

「ふむ、頭なあ……。まあ考えておく」


「それで、次は何をすればよろしいですか、聡明なるご主人様」

「皮肉か……、とりあえず自由時間にしておく。けど、悪さはするなよ。食事は人間と同じ物を食べるんだろ、きちんと出すように言っておくから、腹が減ったら食堂に行け」


 人に危害は加えられないとはいえ、あまり信用できない相手だ。

 それに、頭と言っても、カアラの策謀を見てるとライル先生に比べれば、二歩も三歩も劣るって感じだぞ。


 魔術師軍師は間に合ってるし、カアラの使い道は、俺だってちゃんと考えてあるんだが。

 まず、本当に従属しているのか確かめたかったので、今日の自由行動を見て本格始動は、明日にすることにした。


 夜、オラクルとシャロンが待ってるベッドに入ろうとすると、カアラがやってきた。


「なんだ、今日はもう自由行動にしたつもりだが」

「夜のお相手も、必要かと思いまして、ご主人様」


 挑発的な顔で、黒ローブを脱いで、下に落とすカアラ。

 そんなこと頼んでないだろう。


 確かにカアラは美人だし、プロポーションは良いんだが、なんなんだ魔族のそのビキニみたいな黒い下着。

 どこのメーカーなんだ、流行ってるのか。


「お前らって、そればっかだよな……」

「えっ、なんで呆れられてるの。アタシって、結構魅力的じゃない? 少なくともそこに寝てるチンチクリンよりは」


「なんじゃと、ワシに喧嘩売っとるんじゃな!」

「あら、アタシは事実を言ったまで、ですけどね」


 そうカアラは言いながら、今度は別の意味で挑発的に、ベッドにごろ寝していたオラクルちゃんを見下ろす。

 チンチクリンって、そのままだもんな。


「戦争じゃよな、胸のことを言ったら、もう戦争じゃよな!」

「あらーアタシは背のことを言ったんだけど、胸がチンチクリンなのも気にしてたのねえ。ごめんなさい」


 はあ、こいつら、このパターンいい加減にしろよ。

 ご主人様の安眠妨害しにくる奴隷が、どこに居るんだ。


 あっ、よく考えると俺のとこに、けっこう居るわ……。

 ちょっと本当に考えなおさないといけないかな。


「あー二人とも喧嘩すんな。カアラ、俺はお前を信用してないから、俺のベッドには入れない」

「ほれみろカアラ、夜伽よとぎはワシ一人で十分なんじゃ!」


 オラクルちゃんが、ベッドの上で仁王立ちになって、ほとんど平べったい胸を張って勝ち誇る。


「私もいますけどね……」

「シャロン。無理に入らなくていい、こいつらには染まるなよ」


 まともなシャロンまで、魔族の色に染まっては困る。

 聖女のリアもおかしいけど、こいつら魔族も逆のベクトルでおかしい。


「ふーん、オラクルは呪隷紋すら付けてないのに、随分と信用されてるのね」


 カアラは、さっきまで挑発的に煽っていたのに、少し拍子抜けしたような顔で、ため息を付く。


「そうじゃ、ワシはタケルに信用されとるんじゃぞ」

「魔族をそんなに信用する勇者なんて、本当に変わり者だわ……」


 なんだか気が抜けたみたいな顔だ、カアラもこれまで魔王復活に暗躍してきたのが無駄になったのだから。

 多少は、腑抜けても仕方がないかも、大人しくなるなら良いことだ。


「なんじゃカアラ、いつもの威勢がないのう」

「アタシだってね、魔王復活の夢が潰えてしまったら、もう自分が何をしていいのかわかんないのよ……」


 燃え尽き症候群だな。

 盛んに仕事をくれって言ってたのも、目標を見失ってしまったからか。


「なんじゃ、そんなことで落ち込んどったのか。カアラ、ワシはそのうちタケルとポコポコ子供を作るから、そのうち一人ぐらい魔王になるんじゃないか」

「おい、そんな予定はないぞ!」


 やめろ、オラクル。

 そんなこと言いながら、チンチクリンの足を絡ませてくるな。


 それに、落ち込んでる相手に、そんなこと言ったら真に受けちゃうだろ。

 いくらカアラ相手でも、虚言でいたぶるのは悪趣味だぞ。


「オラクル、それ……本当に!?」

「そうじゃ、なにせ血筋としては不死者の王ノーライフキングオラクルと勇者タケルの子供ハイブリッドじゃからな、次代の魔王として素質十分じゃろ」


「いや、カアラ。真に受けるなよ」


 カアラは、自分が脱いだ黒ローブの上にガッと片膝をついた。

 ああ、なんか嫌な予感がする。


「オラクル、いえ不死王女オラクル妃殿下。そのような崇高なご存念があったとは知らず、これまでの無礼な発言の数々、どうぞ平にお許し下さい……」

「うむ、分かってくれればいいのじゃ」


「おいカアラ、オラクルは適当に言ってるだけだぞ」


 駄目だ、カアラの紫色の瞳がキラキラと輝いている。

 一度、絶望の縁まで落ちた人間に(というか魔族だけど)この未来への希望という名の蜜は、甘すぎる。


 はあ、またへんな話にならないといいんだけどな。


「もういい、カアラさっさと自分の部屋に帰って寝るんだ」

「ハッ、国父タケル様の御意のままに……」


 呪隷契約あるんだから、最初から命じればよかったんだけど。

 なんか、ひざまずいて俺を見るカアラの紫の瞳が、怪しい輝きに潤んで怖い。


 なんだこれ、なんだよ。

 俺は魔族と人間のハーフの子供なんて作らないぞ。


 いかにも、不幸な生い立ちになりそうじゃん!

 冗談でもやめてくれよ……。

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