第60話「終わりと始まり」

安藤の最後の願いを叶えるために私は安藤の希望を聞きオムライスと野菜スープそして手作りプリンを振る舞った安藤は私の作った手料理をとても美味しそうに食べていた、「うん、美味しい、光は辞職したら料理になるの?」「えっ」「だって辞職届け、あの熱血先輩刑事に出していたでしょ」






「あぁそうだな、両親の無念も晴らせた、サバイバルゲームを終わらせることができれば私にはもう刑事を続ける理由がないからな、昔から好きな料理の道に進むことになるかもな」「光の腕なら絶対になれるよ」そう言ってオムライスを美味しそうに食べる安藤私はそんな姿をずっと見ていた








そして食べ終わり「ごちそうさまでした」と手を合わせて言う安藤、そんな安藤に私は「気は済んだ?」「うん、人生の最後にふさわしい料理だった」「……」「黒岩、光に銃を渡して」「……はい」私を見てから返事をする黒岩、そして私は黒岩が差し出した拳銃を受け取る







安藤が立ち上がって私の近くに来る私も立ち上がり「安藤糸、アンタとは最悪の思い出ばかりだった、いつも私はアンタが始めたくだらないゲームのせいで何度も周を失う辛さを味わって、アンタから周の未来を守りたくてアンタを捕まえる為に警察官になったけど結局はこの方法しかアンタを止める方法がないのだな」






「光、もしかして罪悪感、感じてる?」「!?」隠した本当の気持ちを気づかれ動揺する、私に安藤は悲しそうに微笑み「ごめんね、光私のわがままのせいで散々辛い思いをさせて殺人鬼の私にはこんなこと言われても信じられないかもしれないけど私は佐藤周君を殺したかった訳じゃない、私はただ光の手で死にたかったの、それに私は殺人鬼として生まれてくることを望んだ訳じゃない、私だって普通の人ととして生きたかった、」







安藤は涙を流しながら私に言う「「……」」「私、毎日当たり前のように学校、仕事に行って、毎日ご飯を食べて眠って、たまには自分の好きな所に出かけてそんな当たり前の日常を私も飽きることなく送りたかった、でも殺意を止められなくて、人を見たら少しの出来事で無意識に人を殺したくなるの私もそんな自分が嫌で仕方なかった、でも持ってる能力のせいで自殺できなくて光、また光に辛い思いをさせてしまうねこんなこと光は望んでないのにごめんね光」







「安藤……」私が呼ぶと「だけど、私みたいな殺人鬼に同情する必要はないよ、だから私なんかの為に心を痛めないでね、」私はその言葉に自然と涙が出た







安藤はそんな私に、「泣かないで光、やっぱり光は優しいね、警察官を辞めたら光の新しい人生が始まる、私にこんなこと言う資格はないけど私との出来事は全て忘れて、光は私を恨んだり嫌ったりしたかもしれないだけど私は光を愛してる、心から愛してるよじゃあね、光」そう言って安藤は微笑んで両目を閉じた






私は銃を構えて「じゃあな安藤糸、安らかに眠れ」そう言って安藤の心臓を撃ち抜いた安藤は血を吐き倒れる「お嬢!」黒岩が安藤に駆け寄り安藤の体を持ち上げて涙を流しながら抱きしめるそして息を引き取った安藤に「お嬢、私は貴女様にお仕え出来て幸せでした」そう言って黒岩の体も跡形もなく消滅した







私は拳銃を床に捨てて床に座り込んだ私は、「これで本当に終わったんだ、」その後の、記憶はほとんど覚えてない、佐藤さんと翼君、黒島さん、原田さんが私の元に来たことはなんとなく覚えている翼君に抱きしめられたことも、私はその後気を失ってしまいそれ以外のことは何も思えてない








そして安藤が死亡してサバイバルゲームが閉鎖されてサイトから消滅したあと、私は十四日前に出した辞職届けが正式に手続きされて十四日間仕事をしたあと、私は辞職した、こうして私の警察官人生は終わりを迎えたそれから、安藤、黒岩の息子、純一は耶雲さんを通して養子縁組して里親に引き取ってもらった








私は飲食店を起業する為に調理師免許を取りとして警備会社を起業するために指導教育責任者資格を取り警備会社も起業した、それからイオンも起業したそれから警察官を辞職して三年後私は飲食店のオーナーとして警備会社、イオンの社長として毎日忙しくやっていた







そして自利、樹君ももちろん私の会社で働いてる、私の会社では実力でお給料が決まるシステムでランクとしてDランクCランクBランクAランクSランクSSランクと厳格に決められている、





警備会社だけではなく飲食店、イオンの中のお店でもランクづけされてランクで商売すると条件、イオンで買い物する私の会社員だけの割引私の会社では社員全員基本私が所有するマンション暮らしだからランクで家賃の制度も決まる







その中でもSSランクは特別なランクで、家賃、イオンでの買い物で買う商品が全てタダになり、それだけではなくイオンの中の映画館、ゲームセンター、全て無料で使える大勢の人から恨まれる私の側近として働くので常に危険と隣り合わせだが得なこともある





そんな中今日樹君と自利が警備会社でSSランクを取得して私の仕事を手伝う側近になった







私は警備会社の朝の集会で二人がSSランクになったことをして発表して二人にSSランクの金のバッチをつける「二人共今日から私専属の側近として働いてもらうけど困ったことに二人共同じぐらいの実力なんだよね〜」自利が私に「えっ何か問題ありますか?」と聞く






私は「うん、第一側近を決めたいんだけど二人共持ってる資格の数も同じだし、体力総合評価でも同じ数値だし決めるに決められない」「あの主質問なんですが第一側近ってどんな役割があるんですか?」と樹君に聞かれて「あれ?言ってなかったっけ、第一側近の役職は総合長っていって警備会社の中で私の次に偉いんだよ、」






「「総合長ってなんですか?」」二人は声を合わせて聞いてくる「総合長っていうのは例えば私が仕事を休みした時にこの会社に同時に問題が起きて私がすぐに対応できない時などに私の代わりにこの会社の問題を解決するのが第一側近である総合長の役目」






自利が「ですが主、その総合長について契約書には書かれておりません」「!?えっ嘘、書いてない?あっごめん書き忘れたかも、今日中総合長についての契約書につけくあえないと、にしてもどちらか二人が第一側近になるまでは問題が起きれば全て私が対応することになりそうだね、」「「……」」二人は複雑そうな顔をする






「でもまぁ焦りは禁物だよ、二人共十分実力はあるんだし、私はどちらが総合長になっても特に不安はないかな、二人には期待してる頑張ってね」私は軽く二人の肩を叩く二人は嬉しそうに微笑む私は他社員の子達を見て「さてと今日の朝の集会はここまで、皆仕事に戻って」「「はい、主!」」皆が移動し始めると私は樹君と自利を見て







「ちょっと二人共、二人が私を主と呼ぶから皆まで私を主と呼ぶようになったじゃん」樹君が「私達は別に強要していないので」自利が「はい、他の人達が勝手に真似したのです、私達は何も言っておりません」「いや何のための先輩後輩だと思ってるの?後輩は先輩を見て学ぶの先輩が私を主と呼ぶなら後輩も自然と真似する結果になるの」





「主、もしかしてお嫌でしたか?、この呼ばれ方」自利が私に聞くと「いや別に嫌ってわけじゃないんだけどとにかくそうゆうことだから」「えっ主?」「そうゆうとってどうゆうことですか?」樹君と、自利が順番に私に聞いてくる中の私は一人で、話を切り上げて歩きを始める







そして次の日私が飲食店で料理を作っていると店の従業員でウェイトレスとして働いてくれてる中村弦〈なかむらげん〉君が料理を作ってる私の所に来て「主、すいません、お客様が主をお呼びです」「分かった、すぐに行く、ちょっと待ってね」という私に「はい」と返事をして私はガスの火を止めると弦君に案内してもらう









私は弦君に案内されて私は一人の男性お客様に会う「お待たせ致しました、オーナーの見守でございますどうされましたか?もしやお料理がお口合いませんでしたか?」「……」お客様は黙っていらしゃリ何もお答えにならない「あのお客様?」と私が呼ぶと突然のお客様は手に銃を持って私に向ける「「!?」」







お客様が引き金を引こうとした時、それより先に弦君が庇うように私を自分の後ろに隠した、隠し持っていた特殊な警棒を取り出して撃たれた銃弾三発をはじき返す、その騒ぎに駆けつけた他のウェイトレスになりすました、警備会社のSランクの子達三人が駆け二人が銃を発砲したお客様を取り押さえる







弦君が「主、大丈夫ですか?」「うん、ありがとう弦君」「いえこれが俺の仕事ですから、ご無事で何よりです」「真太郎君、他のお客様の様子は?」五月真太郎君が〈さつきしんたろうくん〉「はい、驚かれてはおりますがパニックになったご様子はありません」「それは良かった、あとそれから110通報して」「はい、主」私が真太郎君に頼むと真太郎君が行く







私は弦君に「私はまた料理作らなきゃいけないからここ頼んでいい?」「はい、構いません」「ありがとう、何かあったらすぐに呼んで」「はい」と返事をする弦君に微笑む、十五分程して警察官が店に到着して発砲した男性を警察官が連行していった、私は料理人としての仕事を終わり夕方から入る料理人鹿野鷹斗〈かの、たかと〉君と交代になりお店の中にあるオーナー室で仕事をしてると扉の外からノックが聞こえてきて





「主、弦でございます」「入って」私が言うと弦君が入って来て「失礼致します」と一礼する弦君、どうしたの?」「渡そうかどうか迷ったんですが、やっぱりお渡ししたほうがいいと思って」黒い封筒を私に渡すと「えっ何これ?」私が問うと弦君が



「俺にもよく分かりませんが主を襲ったあの男が座っていた席の椅子の上に置いてありまた、宛名に主の名前が書いてあるので恐らく主宛に送られたものかと」







私は封を開き中身を見て見ることにすると一枚の写真が出てきてそこには十ニ歳の私が両手、両足を縛らた状態で写っていた「!?えっこの写真に写ってるのは私?でも何で縛られてるんだろう?」「えっこれは本当主なんですか?」「うん、十二歳の時のねでも全然記憶にないんだよね?何で縛られてるんだろう」






そしてもう一枚あった写真を見るとそこに写っていたのは天狗の仮面をつけた人物だった「!?」私は激しいめまいに襲われてこの天狗仮面に何故か見覚えがあって私の頭の中に突然記憶の残像なものをが浮かび上がってきて学校帰り道十二歳私に突然一人の人物が何を言ってるのか分からなかったけど話しかけて来た






その後すぐに私はその人物によりスタンガンで気を失わせられ目が覚めた時には見たことない建物の中に両手両足を縛られてパイプ椅子に座らせられていた、そこで記憶が途絶えた「……る、……るじ主!」「!?」弦君の声が聞こえてきて見ると心配そうな顔をして私を見ていた、「弦君……」「はい、弦です、主、大丈夫でございますか?お顔が真っ青です」







「弦君……」「はい、何でございましょう?」「今思い出した、私は十二歳の時学校から家に帰る帰り道をで誰かに話しかけられて来て何を話してるかまでは思い出せなかったんだけどきっと私をスタンガンで気を失わせて両手両足をを縛られてパイプ椅子に座らせたのは私の知り合いだったのかもしれない、」




「えっそれは本当出ございますか?」「うん、一部だけど記憶を思い出す限りでは、一切抵抗していなかった、そのことを考えると知り合いだということしか説明がつかない」



「もし主のおしゃる通りなら、十二歳でしかも顔見知りの人に誘拐されて、辛い思いをなさるりショックのあまり記憶をなくされたのかもしれません」「弦君、もしかして今の私を気遣っての?」「はい、お気の毒でございます、主」






「ありがとう、素直に嬉しいよ、私を恨んだり妬んだりする人この世の中には多くいるけど弦君みたいに私を気遣ってくれる人そうそういないから」「主、そんな悲しいことおしゃらないでください」私は微笑み「そんな優しい弦君に一つ頼みがあるんだけど」






「はい、何でございましょう」「弦君確か弁護士資格持ってて個人事務所を起業してるよね?」「はい、その通りでございますがどうなさいました?」「弦君に調べてほしいことがあるの、もちろん費用は払う」






「それはつまり正式に私の事務所に主が巻き込まれた誘拐事件の捜査を私に依頼すると言うわけでございますか?」と私に問う弦君に私は「うん、そうゆうと、弦君には私の誘拐事件を誰にも知られず内密に調べてほしいの」





「はい、分かりました、ではスマホを使用して私の事務所のサイトの方から手続きをさせて頂くことになりますがよろしいでしょうか?」「うん」私は弦君に教えて貰いながらサイトで調査を依頼するための手続きを行った





「ありがとうございます、これで手続きは完了です、手続き通り事を進めます」「うんよろしく、さてと私は帰る」「ではご自宅まででお送りします」「うん、ありがとう」私は弦君に車で家まで送ってもらった



























































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