第42話「連続警察官殺し」

私は目を覚ますと「ん~」「主お気づきになりましたか?丸一日眠っておられたのですよ」「七海さんここは七海さんの家ですか?」「はい気分は?」「平気です」「やはり気を失ったのは体に負担がかかったのではなくて心に負担がかかったからかと」






「大丈夫です」「口でそうおしゃって心には無意識のうちに心に堪えるのです」「それって安藤を撃ったからだろう?」「えっ翼君佐藤さん、めぐみ、社長何でここに?」「それは光が倒れたからに決まってるでしょう」社長が言う。








「佐藤さん安藤はどうなりましたか?」「まだきちんと確認は出来てないけどきっと生きてる」「えっあの時心臓を撃ったのに生きてるんですか?」「まぁ予想だけど恐らく生きてるチャンネルが消えないから」佐藤さんが答える。







「なんてしぶとい奴」「光本当に安藤を殺そうとしたの?」めぐみが聞く。「何か問題でもある?」「光自分が何を言ってるか分かってる?」「分かってるよ自分が間違ってことしてるってこともでも私もう二人で殺してるし今更ね善人ぶるつもりはないよ」





「もしかして周君の為に殺そうとしてるの?」「周の為だけじゃないあの殺人鬼が生き続けてたら悲しき被害者だった人が加害者になる私はそれの連鎖を止めたい」「だからって」「ごめんめぐみもう後には引けない」「「……」」「お風呂に入るからもう帰って」






ベットから降りて風呂場に向かうと「帰りましょう」社長が言った後に足音がしてドアが閉まる音がした「お風呂の準備致します」私数分して湯が沸いたから入った「気持ち~丸一日ってことは今日は三十一日ってことか」





私は一時間して風呂から上がった。風呂場を出ると「主朝食をお持ち致しました」「ありがとうございます」私は用意されたお粥を食べる「今日の仕事はどうされますか?」「もちろん行きます」「かしこまりました」ご飯を食べ終わって支度を済ませる








第二部署に出勤した。「おはようございます」「光ちゃん休まなくて良かったの?」「はい平気です」「でも何で第二部署に集まれなんてメールを送ったんですか?」「今日からここが私達の部署になるから」「確かに二ヵ所に部署があったら面倒ですもんね」







「でも警察庁に近くて良かったです光さんが気を遣ってくれたんですよね」黒島さん「そっちの方が効率がいいですからこの先きっと本庁に呼び出されることもあると思うので」「光さんさすがです」私に近づいて来る橋部さん





「ですが残念な知らせもあります」「もしかして安藤が生きていたことですか?」「はいこれが昨日あげられた動画です」私をスマホを見せるようにすると








≪サバイバルチャンネルを見てる皆安藤糸です、私は二日前ぐらいにやっとずっと願っていたことが叶ったのに私の無駄に優秀な第一側近がどうゆう訳か移植する為の心臓を用意していてそれで私は心臓を撃たれてもなお生きていた≫





安藤はベットに座りカメラに向かって話していた≪ごめんね光せっかく光が私を殺そうと撃ってくれたのに私は死ねなかったでも今回のことで分かったはず他の人には無理でも光には私を殺せる私を殺せばこのゲームは終わる望み通り弟君の未来を守れる≫







安藤は私には訴えるように言う。≪光私をもう一度殺して今度は確実に光の手にかかる日を待ってるまた会おう≫動画は終わった。「自分勝手な奴、死にたいなら自殺すればいいのに」







「光ちゃん今の言葉はよくないよ、いくら憎い相手だからって死ねばいいなんて簡単に言わないで」「不愉快な想いをさせたなら謝ります、ですが私に期待しないでください私は母のような立派な警察官にはなれません」「光ちゃん……」









「仕事します」私は鞄を片付けて報告書を作成する三時間たった頃「皆集まって本庁から捜査命令が出た」全員集まると「皆最近起きてる警察官連続殺人事件をしてる?」「はいニュースで見たことあります」原田さんが答えると







「うんその犯人が能力者の可能性が出てきた」私は資料に写ってる写真を見て「確かにこの頭残ったとみられるあとが人の拳のようだってもう能力者としか思えません」「今加害者として指名手配されてるのが元捜査のエリート内田康広」





「えっ内田さんって」私が言った後私含むその場に居る全員が翼君を見た「康さんが加害者……」「翼君大丈夫?」「……あぁ」そう返事するけど翼君の心を読んだ瞬間〈嘘だろう?康さんあんなに犯罪を恨んでたのにいつも苦しむ被害者を見てあんなに悔しがってたのに〉






〈翼君辛いよね私もその辛さ分かるよ大切に思う誰が罪を犯したなんて辛すぎるよね?〉「翼君ここでためらっててもしょうがない本当に内田さんを大切に思うならこれ以上内田さんが罪を重ねないように必ず止めよう私も出来る限りのことはするから」







「あぁ光ありがとう」「うん」「事件解決してないのにお礼を言うのはまだ早いよ」佐藤さんは言う「俺達も居ます、仲間はずれにしないでください」黒島さん「俺も翼さんに助けてもらったんで俺に出来ることがあるなら何でも言ってください」橋部さんが言う







「俺も同じです」原田さんが言ったあと「あぁ皆康さんを止める為に力を貸してくれ」私達は翼君の想いに答えるように微笑んだ「じゃ早速上の指示で明日パーティーで護衛することになった」「えっそれって内田さんの事件と関係あるんですか?」







私が聞くと「うんだってこの事件のきっかけは内田さんの妹さんの冬美さんが前田和樹が冬美さんにレイプした」「「!?」」「でもそれが本当か謎のままで前田和樹にはアリバイと事件当時一緒にいたと証言者がいた」「それに加えて証拠が何に一つ無かった」






佐藤さんの後に付け加え翼君が言う「その事件って八年前の事件ですよね?」黒島さんが聞く「あぁそうだ」黒島さんの質問に答える翼君、原田さんが「確かその事件って捜査の最中に上から捜査を打ち切るように命令が出たはず」「えっ?打ち切り?どうしてですか?」









私の質問に橋部さんが「本当かよく分からないんですけど噂では前田和樹の父親がこれ以上捜査が出来ないように圧力をかけたんじゃかって」「えっでもどうして父親が?」私が質問にすると今度は黒島さんが答える「前田和樹の父親が有名な国家議員だからです」






「なるほど権力でもみ消したって訳か金持ちが考えそうなことだな、よし決めました私冬美さんの事件0から捜査します」「でも今回の任務は前田和樹の護衛だよ分かってる」「分かってます仕事はしっかりしますその上で捜査するんです」







「分かったよ私が止めてもどうせやるんでしょ?」「はい」「いいよ止めはしない」「ありがとうございます」「ただし捜査出きるのは明日の朝八時まで」「はい今からでも現場に行きます」私は資料に書いてある事件現場に言ったそこはなの知られているホテルだった。








私はフロントスタッフを訪ねる私は警察手帳を見せて「すいません八年前に起きた事件を調べているのですが608号室の鍵を貸して頂けませんか?」フロントスタッフの女性は一瞬顔が強張るが「少々お待ちください」と言い中の部屋に入っていった。







そして五分後「お待たせ致しましたこちらが鍵です」と私に鍵を手渡してくる。「ありがとうございます」私と受けとる「行こう」私は翼君と橋部さんに言う。そして部屋に入ると







部屋に入った瞬間部屋の壁、床などに手を触れて記憶の映像を見るテレビ台のしたには前田和樹のワイシャツのボタンが落ちていて床には冬美さんの髪の毛が落ちていた「それ何だ?」「前田和樹のワイシャツのボタンと冬美さんの毛髪」







「えっ何で分かるんですか?」橋部さんが不思議そうに聞く。「私見えるんですよ触った物からの記憶が」「まさか冬美さんはここで前田和樹に……」「はいそのには間違えありません」「辛かっただろうな好きでもない男に体の心も傷つけられて」





「冬美さんも内田さんも被害者だよ絶対捕まえてやる待ってろ前田和樹、あっもう一個あったこれは歯ブラシ」「その歯ブラシって前田和樹のですか?」「確かめます」私は洗面台に行き手を触れた。「前田和樹ので間違いありません」







「ならすぐに報告して……」橋部さんが言うと「いえまだですこのままでは家宅捜索の礼状は取れません」「どうしてですか?」橋部さんが私に聞く「証拠としてはまだ弱いからです」「だったらアリバイを崩せばいいそうすれば誰も文句は言えない」







「そうだね次の現場に行こう」私はフロントに鍵を返しに行き私達は事件が起きた時刻にいたと思われる遊園地に行った。そして壁を触り協力者二人の後を追った。手がかりとして二人が事件時刻に期間限定のスポットで写真を撮っていたことが分かった








警察手帳を見せて「すいません八年前の六月三十日にこの遊園地で写真を撮るスポットがあったと思うんですけど当日この人を見かけてないですか?」写真を見せるが「すいません私はまだ働いて三年目で八年前のことはよく分からないです」







「そうですか、ここの園長はいらっしゃいますか?」「はい呼んできます」女性の従業員は園長を呼んで来た。「警察の方が何のご用で?」「はい突然すいません私達は今八年前の事件について調べていてあのこの男性見覚えないですか?」








「よく分からないですがパソコンに画像が残ってると思うので確認しますか?」「えっあるんですか?ありがとうございます」園長についていくと「早速奇跡起こしたな光」翼君は歩きながら私には言う。









画像が残っていて「これコピーさせてください」「いいよ君見守光ちゃんでしょ?」「私のこと知ってるんですか?」「君も弟君も大変だね、でも君は弟君の為に今頑張ってる胸張りなよ、君は立派な警察官だ」「ありがとうございます」メモリースティックにコピーする








遊園地を出てすぐに予知が見えた「!?内田さん!」「どうした?光」「内田さんが前田和樹と自殺飛び降り自殺するかもしれない翼君内田さんの所に連れて」「分かった、二人共掴まれ」翼君に掴まった私達は最初のホテルに行った。







悲鳴が聞こえてきて「!?内田さん!」私達は悲鳴がした方に走る何人か人がいて地面を見るとコンクリートの上に頭から血を流して倒れる二人の姿があった。「!?間に合わなかった……」「光……」翼君に呼ばれた「いやまだ終わってない」






私は翼君背を向けると「!?光やめろ!」それでも私は自分舌を噛み切りそして気づけば一日前の十一時だった「リライフ成功」「光様気づかれたのですね良かったです」「七海さん佐藤さん達は今どこにいますか?」









「はい午後五時頃に現れて皆様お帰りになりました」「そうですか……取りあえず寝ます明日仕事行くのでそのつもりでおやすみなさい」アラームをセットして眠った。午前六時にアラームがなり目を覚ます。「よし今日こそ助けよう」








仕事に行く支度をして着替えて朝食を食べたそして出勤した「おはようございます」「おはよう光ちゃんもしかしてリライフした?」「はい内田さんが前田和樹を道ずれに事件現場のホテルで飛び降り自殺したからです」「同じだ」「同じとは?」私は黒島さんに聞くと










「冬美さんの死因は飛び降り自殺だったんです」「しかもあのホテルで」と原田さんが付け加える。「相当辛かっただろうな康さんも妹も」「だからこそ止めたい内田さんをこれ以上罪を重ねないように」「捜査を許可するだから現場に行って証拠を集めてきて」








「はい行ってきます」そして一回目と同じように証拠集めをして佐藤さんに持っていった。「これだけあれば家宅捜査の礼状は取れるあとは私に任せて」「はいありがとうございます」佐藤さんは部署を出ていく。






家宅捜索の礼状が取れて前田和樹と父修一が居ない間に家族同行の上に家宅捜索をしたパーティーが始まる前日証拠を掴んだ私達は前田親子に会いに行ったするとフロントスタッフが「そちらのご家族なら今別のお客様に会われています」






「それってこの人ですか?」私は内田さんの写真を見せる「はいこのお客様です」「「!?」」「不味い早く行かないと内田さんがまた罪を犯す」「罪とは?」「貴女に説明している時間はありません、前田親子が泊まっている部屋は何号室ですか?」







「それは少しお待ちくださいお客様が終わり次第お呼びします」「それじゃ手遅れなんです今前田親子に会ってる人物は指名手配犯です」「!?」「私達は警察です」その場にいる全員が手帳を見せた。「 801号室です」「ご協力感謝します」







佐藤さん達に「時間がありません急ぎましょう」「あぁ今度こそ止めるぞ」翼君の言葉に佐藤さんにさん達が頷いた。そして801号室の鍵で開けて銃を構えて突入した「動くな警察だ!」そこには前田和樹に腕を石に変え殴ろうとしている内田さんの姿があった。








「康さんお願いですもうやめてください」「久しぶりだな翼、光ちゃんも見ないうちに大きくなったな」「内田さんお願いですこれ以上罪を重ねないでください」前田和樹が私を見て「おい警察なんだろ?何とかしろよ」「罪人は黙ってろ黙ってろ!」








「!?何だと私の息子が罪人だと」「あぁそうだよあんたの息子は醜い欲で一人の女性の体と心を傷つけて死に追いあったまさか忘れた分けないだろうな?八年前のレイプ事件」「その事件はもう終わった証拠不十分で捜査打ち切りになっただろう?」







「それは違うあんたが打ち切ったんだろう?警察庁に圧力をかけて証拠も証人も準備したみたいだけども無駄だよアンタの息子が犯した罪を立証させることが出来る」「それは本当か?」内田さんが私に聞く。「はいですから殺すのは待ってもらえませんか?」








「分かった、今は殺すのはやめておく」内田さんは手を元の手に戻すと銃を取り出し「だが話次第ではすぐに頭を撃ち抜く」「おい何んでだよ俺は何も」「いやアンタは罪人だこれからその事を証明する」














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