約束だよ! 君が僕に℮スポーツの楽しさを教えてくれたんだからね。
大創 淳
第一回 舞い込んだ一通のメールは、繰り返す想い出への切れた糸。
……そう、一通のメール。
情報量にして三行ほどだ。
たった三行ほどのメール。だけれどそれが……
プツリと切れていた想い出の糸を、また繋げる。まるでネットのよう……月明かり、四角い窓から差し込んで、黄色の
たった三行の君に対して、僕はその一言だけを。
僕は
ママの『僕らと一緒にゲームをしたママが、二〇二〇年の夏を飾るというお話』に続いて、僕も……文字数は四千文字以内の短編を。あの日に約束したことを、今。
――それは、このメール画面の向こうにいる人物を示す!
その人物……ううん、ちょうど一年前のように親しみを込めてその名を呼ぶと、
前の学校で、同じクラスの子。出会いは中学生になる前。六年生の頃からだった。その頃、……その頃ね、お母さんが一番荒れていた頃で、学校では当たり前のようにいじめられて……グスッ、もう泣かないって決めたばかりなのに、もう思い出なのに、また涙ポロポロ……今と違ってその頃は、お家に帰っても誰もいなくて、一人ぼっちだった。
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