義足をつくる工場を起点にはじまる、女の子と片足を失ったお姉さんのささやかな交流。まだ幼い子ども特有の、残酷さを恐れない無遠慮な言葉と、たぶんそれに傷つきつつ、やさしく対応するお姉さんたち。間違いに気づいたとき、ちゃんと自分を修正できる、女の子の純粋さがあるからこそ描くことのできる、障害者へのこの無理解。難しい題材を、上手に処理するバランス感覚が素晴らしいです。