第7話 シン・エヴァンゲリオン感想…もう、語っても良いよね?

感動して泣いた


 だけど…楽しくない…面白くない…ただ、懐かしいだけ…


 幸せにするのなら、現実の僕たちも幸せになれるようにしてほしい。


 異世界転移は、夢はあるけど夢しかねえよぉ…


 僕には、無理だ…


 ああ…また…涙が出てきた…


 何回殺せば気がすむんだよ!生きたいと望んだ瞬間に終わらせるなんて、人間のすることじゃねえ!


 生きるためには理由や目的はいらないけど、あったほうが楽しいし、ハリが出る。


 あんなに綺麗に終わったアニメをどうやってやり直すのかをドキドキしながら観た旧劇場版もこんな終わりかたがあるのか!すごい!全員が幸せになって、現実でも幸せになる機会を与えようなんてスーパーハッピーエンドじゃん!って思ってたのに…(お金がなかったので、劇場で見れず…VHSが出るのを待って観ましたが…今回は劇場で視聴できました!にぱー!)


 アニメは、主人公のシンジくんが今ボクがここにいても良いんだ!って気づいてみんなに祝福されて終わりました。でもこれじゃあ、シンジくんだけが幸せになっただけ…それでも良いとボクは思っています。なぜなら、そもそも作品というのは、歴史に名を残すものたちを主人公と見立てて作るものだとボクは思っているので、主人公が最後まで残ったり、主人公が中心に話が進むのは当たり前です。(まあ、作品によってはいろいろあるけど…)普通に作品を作る過程でも、まずは理由や目的があって、その結論から巻き戻って主人公が決まるものでしょ。だって、途中で死んだり、いなくなったら話はそこで終わるんだから主人公が幸せになることや何かを成し遂げることは、物語である以上必然であって、他のヒロインやモブたちがどうなるかは、惰性でしかない。(二回も同じ説明しました。すいません。)

 このように考えると、一定の結論を出したこのアニメはアニメだけでも綺麗に終わったものであると言えますね!(催眠!強要!)理解できないとか、分からないとかはどうでも良いんだよ。見たまま聞いたまま感じたままが作品を見る上で一番重要なんだ。

 実際、それができなかったのは批評家たち(社会的制限言葉羅列!満載!列挙!オラァ!)だけで、当時の少年少女(厨二病患者)たちは、シンジくんに感情移入しすぎて、まるでみんな(登場キャラクター達)に認められた気がしたんだよ!後から作品のアラを探してどうのこうの言うことも楽しいけど、それは、純粋な気持ちで観てからの話だよ!(破廉恥言葉連呼!!!)

 ふぅ…ふぅ…

 落ち着きました。アニメの話は、語るとアニメで語られる文字数の数倍はかかるので、頭が良い人たちに語りは任せるとして、旧劇場版がどんだけみんなを幸せにしようとしていたかだけを中心に語っていこうと思います。(出来るだけ結論だけ語ります。緩長になるのは僕の悪い癖なので、気をつけます。)


 旧劇の途中の話もアニメを見ていれば無駄を省いた最高の構成なので、言うことはありません。そして、最期でサードインパクトによって人類補完計画が発動し、全人類(シンジ以外)の望む世界が実現しました!この世界に孤独になる人は一人もいません。自分が望んだ世界が世界の真実(真実とは、事実とは違い、(誰かが)真に正しいとする事実であり、事実ではない。)となる世界になり、生命が一つになることで、全ての意識が一つに統合するとともに、個人はなくなり、世界は一つに統合され且つ全ての意識が望む世界となった。(これは、個人の意識はなくなっている状態であり、かつ、全ての意識が一つという状態でもある。そして、その意識が望む世界になっている。(難しいが、元の全ての意識が望むことが叶うことを意味するとボクは理解しています。))

 つまりは、シンジ以外の望む世界が実現しているのです。(サードインパクトにより全人類(シンジ以外)を保管したのは綾波レイであり、これは、シンジのためにと本人が望んだことのため、綾波レイの望みは叶ったこととした。だから幸せになったかどうかが判明していないのはシンジのみ。)だが、実際はサードインパクトの意味を知らないものだけがこの意識の統一化の対象であり、ゲンドウと冬月は人類補完計画のこと知りかつこれを本当に望んだことなのかが不明。もし、その先を望んでいたのであるならば、集合意識の中でも個として存在していた可能性もある。しかし、意識の同一化を望まないと言う選択肢を取っていたとしても、描写上はゲンドウが言った言動からw(冬月も)願いが叶い幸せになったとした。モノリス君たちは、人類補完計画が目的なので必要十分条件を満たしたものとした。

 サードインパク後に綾波レイは、言葉足らずではあるが、碇くんの意思を聞くこととなる。これは、綾波レイの望みが碇君が幸せになれる世界を望んだことを示しており、最終確認として、綾波レイ(全世界)と一緒になることを望むかどうかを聞いたのだ。しかし、結論としてシンジは完全な幸せな世界(綾波レイ)ではなく不完全だけど幸せになれるかもしれない世界(惣流アスカ)を選んだ。(括弧書きで書きたくない事実も書いたがシンジ君はただ単に「綾波レイと二人で幸せになりたい」との気持ちを表しただけと描写的にとれる。)だが、この選択は綾波レイの死も意味しており綾波レイはこの後、シンジ君に選ばれた幸せの中で死ぬこととなった…(この時の綾波レイは、3番目と言われているが私の考えでは、全てのアヤナミレイの集合意識だと思っている。これで、シンジ君以外は幸せになった!イエーイ!…悲しいけどね…)

 そして最後の場面でシンジとアスカが映し出され…そしてアスカは一言「キモチワルイ…」と漏らす…だが、この前の描写はシンジ君と綾波レイであり、綾波レイは集合意識を取り込むことで大人の恋愛や性事情も知っている状況(まあ、本が好きでいろいろ耳年増な可能性や、シンジ君のアスカへの愚行を知っている可能性(匂いに敏感)もあるので…いや、初代綾波レイの死に方的にはもともと知識としてはあったと断言できる!(考察ダメ!絶対!)どやぁ!)でもあるので、綾波レイはこれ以上生きれない自分よりも少し心を許したアスカに碇くんを託したと思われる(断言!…だが…生きて欲しかった…)。そのことを勘付いたアスカが一言悪態を吐いただけなのだ。(まだ、アスカだけ大人の階段を登れていないのでしょうがないね!)

 しかし、違う見方ができるのも事実、そのため、アスカが何を対象に悪態をついたかについて少し考察してみる。自分自身に言ったのは当たり前として、バカ・シンジを対象にしたか、ファーストを対象にしたかが重要になる…だが、結論は変わらないと言えるのだ。自分自身の場合は、集合意識の時に見た自分が望むこと(夢)が気持ち悪かっただけであり、大人になれない自分への嫌悪と取れるので、シンジが今後取る行動で未来は明るくなる可能性があるので良いね。シンジを対象に言った場合は、レイを選んだことではなくバカ・シンジが少し大人になったことに対して言ったと取れるので(描写的にな!胸触って手に白い体液を乗せていたナナヒカリが…的な感じです。)、これは、シンジを対象に言いながら変われない自分に対しても言っているはずなので、向上的な意味合いが強く次に繋がりそうで私的には良い意味ですわ。ファーストに言った場合は、勝手に死んでんじゃないわよ的なツンデレなので問題ナッシング!…多分この後シンジにそっぽ向いて泣きますね…

 まあ、どれにしても良い解釈は可能なので、全員ハッピーエンドで終わったのです!完璧なる「終劇」だったのです!(圧倒的結論!断言!論破!かかれ!催眠!)


 …さて、今回のシン・エヴァはと言うと…現実見ろよ視聴者!ほれ!異世界転移!みんな幸せ!おまいら好きだろ!(強要)

 でしたね!…



 握った拳をほどくのに時間がかかりましたが、改行(エンターキー)だけはなんとか押せました。だけど、過去作のリスペクトだけは感じれたので、昔を思い出すことで泣くことはできましたね!よかったよかった…


 ぐぬぬぬ…


 別世界の…パラレルの幸せは…その前の世界で生きた…生きたかった(見たかった)奴らの幸せではないんだよ?


 綾波レイは…何回…幸せを知って…自分の幸せをあきらめて…死にたくないのに…


 碇君のために笑って死ななきゃならないの?


 碇シンジは、何回好きになった子の死を受け止めなきゃならないの?

 

 この二人は、何回…自分の気持ちを伝えられないことを繰り返すの?


 アスカは、誰に優しくしてもらえば良いの?


 あの急に出てきたピンクのキャラは何?


 トウジの妹はヒーローと幸せになれないよ?(人類補完計画はまだですか?)


 ボクは、シン・エヴァが卒業式なら大人になんてなりたくない…子供達を生まれた世界で幸せにしてやりたいよ…ボクはやっぱり間違ってるのかな…(もう、2021年だよ?人類補完計画はまだですか?)


 でも、ボクは変われないよ…今の世界で今の世界で生きる人を幸せにしたいよ…


 最後に好きな人に言ってもらいたい三つの言葉と最期の言葉を載せておきます…

 「おはよう おやすみ ありがとう さようなら」

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