第5話 お前の中に…(シン・エヴァ感想)

「幸せとは」

 しあわせという字は土という字を上下に写したように見える。そして、土という字は山を抽象化したものであり、幸せという字は、水面に写った山の場面を文字におこしたものだと言える。


 これは、幸せとは 写し取ったもの つまりは、幸せは、 虚構きょこう ということ。


 幸せとは自分自身の中にはなく、他者を水面に写った山のように誇張してより高くより輝いて見せたものなのだ。


 もし、自分の中に幸せがあると感じてしまっている人は、ただ、単純に客観的に自分を他者として見て「本当の自分自身と比べて」虚構の自分を幸せだと見ているだけなのだ。


 そう!水面すいめんに写った山が水面みなもに輝き!より美しく!より高く!見せてくれるように、青はより青く、赤はより赤く、現実よりも水面みなもに写った、虚構の山に魅力を感じてしまうように!


 現実ではなく…虚構であるがこそ!人はその虚構と言う名の他者を見ることで幸せだと感じるのだ。


 そして、その他者の輝き…

 

 より大きく見える他者の感情の起伏を見ることで、幸せを感じることができるのだ!


 お前の中には感情しかなく、お前の中には幸せは、ねぇんだよぉおおお!


 そして、他者の中にも…お前の中に幸せがないように、幸せなんてものはねぇんだ!


 他者の虚構なくして…幸せを見ることはできない…


 他者なくして…幸せはない…



 愛は幸せの象徴!だが、それは、山と言う名の頂き!つまりは、登山で言う山頂というゴール!目的地!自分が身勝手に求めているモノが水面に写り、手元まで延びた山のように、すぐに手の届く範囲に来たことで、その虚構を目の前にして眺めることができ、人はそれを幸せと呼ぶ。




 そして、幸せは、山の頂きという目的地だけではなく、対岸の火事も幸せを人は見ることができる。


 もう一度、よく幸せという字を見てくれ、中央になにか見えないか?

 それは…

 水面に写った山だけではなく、そのみなもの向こうには、対岸の火事が描かれているんだよ…


 人の幸せは、他者の虚構と対岸の火事…つまりは、他人を自分に写しとり、被害は自分に来ないことが幸せだということなのだ。


 他者の虚構が、自分の幸せ…

 他者の不幸は、自分の幸せ…


 お前の中に…幸せなんて…ねぇなぁあ…


 そして…ひとりのボクには…幸せを見ることすらできない…

 

 誰も現実の幸せなんて望んでない。虚構の中で、幸せを見せてよ…

 結論や結果など…誰も望んでない…なあ、あんの監督…

 僕たちに…永遠の中学二年生に…虚構を見せてよ…頼むよ…


 まッ!まだ、シン・エヴァ観てねぇけどなッ!*^^*)


 きゃっちゅあれいたー!バイバーイ!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る