野良

楓 紅葉

創造神と野良

「これ面白いね。いやー凄い。面白かったよ秋葉。」

私は趣味で創作をやっている。嬉しいなこんな事を言われるなんて。

「特にこの展開が面白いよね。」

何て言われて凄く嬉しかった。徹夜した甲斐があったというやつだ。

「ねえ伴葉は書かないの。」

「うーん書かないかな。でも読むのは出来るよ。未来の作家志望頑張れ。」

…その時だった。

「ねえ、私に名前つけてよ。」

…あれなんかがおかしい。まあいいか。疲れてるのだろう。

「じゃあまた。」

と私は帰った。その帰り道事が起きた。

「ねえ聞こえてるんでしょ。私の生みの親。」

えっ誰…こんな人私産んでないんだけど。

「もう、意地悪だな。私は原稿用紙から出てきたんだよ。野良だよ。」

野良と言う不思議な少女が出てきた。…まーじでどうなってるのか。

「野良って何。」

「野良って言うのは名前がついてない、登場人物の事。その野良は作家や読書に忘れられる存在。だからね名前もらいにしました。」

うん大体思い出してきた。そんな登場人物いたな。少しだけ幼稚な口調間違いない生み出した。

「えっそれまじで。」

「うん真面目に言ってる。だって生みの親でも忘れかけているから。」

「うーん名前ね。」

「何でもいいよ。あっでも出来るだけ可愛いやつ。」

野良はワクワクしている。

「夕焼けだからな。夕葉なんてどう。」

「うんそれがいい。という事で。書き直し頑張って。」

…こんな事だったら最初から名前付けておくのだった。

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野良 楓 紅葉 @sperk

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