第四章、第五章の登場人物

<ヴィペール王族周辺人物>

●ロムルス・ヴィペール

 世界最強の一角。赤髪ヘアーの、いい感じにマッスルな男。乙女ゲーだとスポーツマン枠?

 “英雄王子”、“炎剣のロムルス”という二つ名が有名だが、一番有名なのはその女好きっぷり。ヴィペール国内どころか他国でもその悪名が広まっている。

 とはいえ、最強の王族という事で支持率はそれなりに高い。強引に后にされた娘をもつ家族や寝取られた者以外には。女狂いがなければ理想の王子になっていたかも。

 ヴィペールの絶対権力者であるが、幼馴染のルシアにものすごく弱い。ルシアがいなかったら千妃祭どころか万妃祭になってもおかしくなかった。ルシアがサキュバスクイーンとなった今、今後はさらに弱くなっていくだろう。

 なお、気づいている人もいるかもしれないが、ヴィペール王族の周辺人物はローマ建国神話から名前を取った。構想時とはキャラがものすごく変わってしまったので無意味と化したが。

 

●ルシア・ヴィペール

 ロムルスの第十后。金髪ドリルのお嬢様。地形適応は空C、陸S、海C、宇宙Aといったところか(スパロボ感)。

 常識的かつ夫を支えようとする良妻だが、あまりにロムルスがひどいので彼に対してはとても口うるさい。いや、初対面のレヴィアに対しても口うるさかったので元々ちょっと説教肌なのかも。

 見た目通り悪役令嬢ポジション。ただしざまぁからの没落オチは避けた。流石にテンプレすぎるのもあるが、レヴィアの夢がかなってしまうので全然ざまぁにならないからである。

 サキュバスクイーンオチ、新たなテンプレにいかが?


●クリスタ・ヴィペール

 ロムルスの第四后。優しそうな茶髪の女性。

 第四、という事で分かると思うが、ロムルスが女狂いになった最初期に娶られた人物。

 元の婚約者を愛していたが、反逆者として処刑されてしまったため、ロムルスを恨んでいる。

 とはいえ、ルシアの事は慕っていたようで、彼女が食われた時は真っ青になっていた。

 なお、クリスタも可愛そうは可哀そうだが、もっと可哀そうなのは元婚約者の男。寝取られた上に反逆者として処刑されてるという、金、女、名誉などなど全てを失ったという最悪な末路になってしまっている。まあ反逆者なのは自業自得だが。

 

●マルス・ヴィペール

 ロムルスの父にして、国王。赤髪のナイスミドル。

 ルシア>>>ロムルスとなった今回の結末をものすごく喜んでいる。

 王としては普通。

 

●ファビウス将軍

 イカつい顔に立派なおヒゲの将軍様。


●カエサル・ヴィペール、パオロ・ヴィペール

 ロムルスの息子たち。



<ヴィペールの平民>

●アネット・フリオン

 気のいいおばちゃん。

 女手一つでエドを育てた立派なカーチャンでもある。

 人が良くおせっかいなタイプで、よく困っている人を助けている善人。

 旦那が死んで以来、息子の成長のみが彼女の生きがいだったが、最近別の生きがいを見つけたらしい。


●エド・フリオン

 アネットの息子。茶髪の少年。

 少年らしくちょっと暴走気味なところもある。

 幼馴染のイレーヌの事が好きだが、まだ告白できていないウブな子。

 元々はこの子とイレーヌを中心にお話が展開する予定だったが、『レヴィアが婚活(?)した方が面白そう』という理由でボツになった。

 モデルは昔のRPGによくあるタイプの主人公。悪役に何かを奪われ、それを取り戻す為に旅立つタイプの。


●イレーヌ

 茶髪のやさしい女の子。

 特に活躍している場面はないが、千妃祭予選に受かるくらいなのでとても優秀。

 実はエドより強い。


●ヘンリー・ウッド

 緑髪のおじさん。家族思いかつやり手の商人。嫌な事は酒で忘れるタイプ?

 妻を寝取られかけたり、商売がつぶれかけたりと、恐らくは本章で一番の被害者。

 語呂がいいのでこの名前にしたが、後にググッたら同性同名の指揮者(故人)がいた。もちろん実在の人物とは何の関係もありません。


●ニナ・ウッド

 ヘンリーの娘。気が弱そうなポニーテールの子。

 彼女の様子を見るに、ウッド家の人物はLGBTをカマ野郎扱いする模様。異世界にSDGsが進出してきた場合、価値観のアップデートが必要になるだろう。

 

●ステラ・ウッド

 ヘンリーの妻。泣きぼくろのエロそうな人妻。

 頭脳や交渉力的な面で優秀な人物だが、集団を率いるタイプではない為、レナにイジメられた。

 誰かを支えるのに向いている事から、何気に后に向いているのかもしれない。

 

 

<千妃候補者>

●レナ

 金髪を一本のおさげに結った女。小物な泥棒。

 同じ小悪党のせいか、レヴィアとはものすごく気が合う。気が合いすぎて暴走しがち。

 レヴィアに引き続き、后になってはいけない人物第二号。

 

●クィン・ランサー

 さわやかな貴公子風の女。女子校でお姉さま扱いされるタイプ。

 が、その中身はビックリするくらい小物中の小物。コウモリ系女子。

 レナに引き続き、后になってはいけない人物第三号。


●ガーベラ・ペトラ

 緑髪にトンガリハットの魔法使い。ネイ曰く、賢者らしい。

 能力は高いらしいが、レヴィアに翻弄されてしまい、その実力を発揮する事は叶わなかった。



<魔王軍>

●イルザ

 リズの双子の妹。見た目はリズをJKくらいに成長させた感じ。金髪JK。

 恐らく本作で初めて洒落にならない外道をやらかした人物。

 経緯は不明だが、リズに恨みや嫉妬を向けている様子。それ以外の感情もあるようだが……?



<キャラクターアップデート>

●レヴィア・グラン

 純花の為にとっても頑張ったパパ。花丸をあげたい。

 ただ、目が金色になるという中二スキル発動はどうかと思う。もうJKなのに。


●リーゼロッテ・レギアル

 レヴィアをロリコンと思っていたが、今回の行いで彼女をとても見直した。

 但し、一般的に見ればあの程度の我慢はとても普通の領域。付き合いが長いせいで感動の閾値が下がりまくっている模様。


●木原純花

 今回の事をとても感謝している。

 リズ、ネイに引き続き、レヴィアともかなり打ち解けたようだ。

 少し前ならレヴィアの誤魔化しを怪しみ、警戒していただろうが、そんな様子もない。


●ネイ・シャリーク

 本が駄目になった。

 新刊に夢中になっていたせいで、無くなっていたのに気づかなかったようだ。


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