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僕と彼女の60.5フィートへの応援コメント
切ないですね。
当時の2人の気持ちがよくわかってしまう。それで余計に切なくなる。
VRだろうと、AIだろうと彼女の中の真実ならそれは思い出じゃなくていつも現実だから。
◯山直太◯さんの「夏の終◯り」をBGMに流して、もう一度読んだら暑さのせいか、目から汗がでてしまいました。
素敵な作品をありがとうございます。
作者からの返信
お読み下さりありがとうございます。
青春、というのは人生の終わりまでその人にとってかけがえのない真実ですし、
何かを得たことよりも、なにかを失った記憶の方が深く残っていると思います。
たぶん、そんなお話です。“夏の終〇り”、しんみりと、いい歌ですね。
お読み下さったこと、重ねて感謝申し上げます……
僕と彼女の60.5フィートへの応援コメント
これは……。望んだ今日にならなかった、疫病が蔓延した中ですら求め合う青春譚かと思いきや。
演算の中のみに存在する幽霊。ストビューで死んだ家族や犬や猫と再び出会う話は今ですらありますが、技術が進めばきっとこうなる。
夢の喪失と寂しさと憐憫、終わった過去へのそれでもとめられない懐古を感じさせます。
自分も繰り返し読んでようやく理解したのですが。
冒頭の「計算通りの放物線」。ここでもう、物理演算が働いているという描写なのですね。お見事です。
良い短編をありがとうございます。切ない思いにとらわれました。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます!
本当はハッピーエンドの話がよかったかもしれませんが……
コロナ禍では欧米ほどではなくても、命を落とされた方が相当数おられますし、
多感な中高生の時期に、青春の大切なものを失った記憶は、
一生消えないこともあるでしょう。
なんだか後ろ向きな終わり方ではありますが、
哀しい記憶でも哀しいなりに、ずっと胸の内に抱き続けていくことを、
人生の一部分として認めることもアリかな……と思って書きました。
お読み下さいましたこと、感謝申し上げます!
僕と彼女の60.5フィートへの応援コメント
あらすじを読み、しばらく読み進めて、これは幽霊のお話だと思いました。
未練からなんども繰り返す僕の、切ない物語。
後半の真相が明らかになります。
僕の正体。
そうか…こうやって繰り返してあの頃を体験してい……いや待てよ。死んだんだよね?ってことはどうやってダイブしたままになってるんだよ……となって…ハタと気づきガチっとはまるこの心地よさ!
そうか、ちゃんと途中に書かれてあるじゃないかAI、彼女の腕の描写!
ショートショートのような隠されたオチに大興奮です!
夏をテーマにいろいろなネタが詰まっていますが、隠されたテーマは『電脳お盆』だったんですね。贖罪、鎮魂。
そして生きている人にとっての癒やし。
切ない切ない未来の盆参りの姿を見た気持ちです。
面白かったです!!
作者からの返信
お読み下さりありがとうございます。
それと先日は、そちらの登場人物さんのこと、教えていただきまして、
ありがとうございました! なるほどと納得でした。
本作につきましては、書き手の私よりも深く読み込んでくださいまして、
感謝感激です!
そう、そうですね、“電脳お盆”です!
字数の制限もあって、作中では詳しく描けず、
“お盆”や“墓参”といった表現は思いつきませんでしたが、
まさしく“お盆”です!
本質をバシッと衝かれた感じで、今、気分爽快です。
重ね重ね、ありがとうございました。
今後もどうぞ宜しく……
僕と彼女の60.5フィートへの応援コメント
何だろう、この短い文字数の中で世界が2転3転する、そして最後に悲しみでなくさわやかな良いんで終わる。
お見事、ワザマエです。
作者からの返信
お読み下さりありがとうございます。
AIって言葉はここ十年ほどですっかりなじみましたが、
当初はスピルバーグの映画『AI』の刷り込みが効いていて、
ロボットやアンドロイドといった、ピノキオ的なボディをイメージしがちでした。
しかし我が身を振り返れば、私たちが脳内の細胞で電気信号を交わすことで“思考”するのと同様に、
AIはボディの実体がなくても、高性能なサーバーの回路で電気信号を交わすことで、やはり“思考”しているのでは……と感じます。
端末の画面の向こうで、AIは幽霊みたいに見え隠れしながらも、すでに人間と同じレベルで考え、喜んだり悲しんだりしているのかもしれませんね。
それならば、人は死んでも、画面の中の電子霊となって、思考し続けることができるかも。
そんなことを思って、書いてみたお話です。
貴方様の、“バスドラムから……”のお話も、どこか通じるものを感じながら、読ませていただきました。
すばらしいショートストーリー、ありがとうございました!