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  • 企画参加ありがとうございます。けろぬら(仕事中に徘徊)です。

    ミステリーとファンタジーが織り交ざった独特のお話でした。
    いじめ、と言ってもそのただ中ではなく、それが経過したところで発生した事件。
    クラスメイトの失踪と同時に現れた26匹の犬。
    主人公初め、その友人達が第三者として思考していますが、実は事件と密接な関係がある当事者でもあると言うことを本人達には気付かせずにお話が進行します。
    しかし、このお話は彼女達が守ってきた個人の日常にたまたま発生した事象の一つとして語られているため、彼女達が深く事件に関与することもなかったのは、ある意味別世界の出来事だったからでしょう。
    非日常の出来事に対して、中学生と言う年齢に相応しい思考と行動範囲は、正に日常の一コマ以上にはなりえないのが、かえって現実感が増します。

    最終的には消えたクラスメイト――いじめに関与していた者達――は、犬となり更生の期間を与えられていたのでしょうが、会心の気配も見せなかったのでしょうか、殺処分されました。同時に世間の記憶からも消えると言う人ならざる者の手を感じます。

    直接的なことは夢と言う形で浅野と美香が行っていると示唆されていますが、彼等はいったい何者で、何の目的でだったのかは人が判断するには過分な存在に関与していると思わせられますし、彼等についてお話を掘り下げるのは趣旨が変わってくるのかな、と。
    26人の妊婦と言うキーワードが最後に登場したところは、消えた少女達26人を個人としてではなく、種として再生をしている視点が上位存在の思考を反映したものの様に思えてなりません。
    非日常は、主人公達の日常では踏み入ることの出来ない、あくまで別世界の事象であったと。

    長々と駄文を垂れ流したので、この辺りで筆を置きます。

    乱筆乱文失礼しました。
    それでは。


    追伸。
    修子が達観しすぎです(笑)