カラーレスブラッド

1章:炎に消えた夜

1話:石拾いの少年

世界はいつもクソッタレだ。汚くて臭くてたまらない。


弱いものほど、汚物が溜まっている底辺へと追いやられる。


なのに、どうしてこんなにも生きたいと願うのか。


少年は笑顔を浮かべた。


妹さえ生きていれば、なんにも要らない。



―――他のものなんて、何も要らなかったのに。











地球という世界が砕け散ってから、もうすぐ300年が経つらしい。かつては日本と呼ばれていた国の大阪という都市の中、居住区外スラムに住んでいる少年―――名前をジロウという―――は、傷と寒さでひび割れて擦り切れた手を摩りながら、淀んだ空を見上げていた。


「ジロウ、どうした? ひょ、ひょっとして魔物が現れたのか!?」


「違うよ、ごめん。もうすぐ年が明けるのにな、って考えてただけ


「そっちか……あーもう、萎えるようなこと言うなよ」


考えないようにしていたのに、と。少年達は愚痴りながら足元の石を拾い集めていた。ここが安全が保証されている居住区とは違う、魔物が徘徊する場所だからだ。


300年前の大空白ビック・ブランクにより世界は終わった。この建物も例外ではなく、立派だったはずの壁は崩れ、屋根は落ち、建物であった名残の全てが欠片となってひび割れていた。無差別に生えている雑草も含めて、薄汚れた印象を抱かせる空間の中、同じように薄汚れた4人の少年は目を凝らしながら薄汚れた袋を片手に這いずり回っていた。


「くっそ、この場所もハズレだな。あいつらにま~た文句言われるよ……おっ、ジロウ、もう集め終わったのか?」


「うん。でも違う石が混じってそうだし、もうちょっと多めに拾うつもりだよ。見張りの仲間への分前も少し多めにしようかな、って」


ジロウと呼ばれた少年は笑顔で答えた。目敏く素早く、石を拾っては見極め、ズタ袋の中に放り込んでいく。からんからんと音が鳴る度に、袋の重さと成果が増えていった。


「あっ、あった」


「こっちも! ……違うかな、ちょっとかがやきが違うかも」


「一応持っていこうよ。おおみそかだし、特別に引き取ってくれるかもしれない」


とにかく急げ、と少年たちは日々の飯のタネとなる黒い石を拾い集めていった。周囲では見張り役をしている仲間達が角材を片手に持ちながら、不安そうに周囲を見回していた。


肩は震え、緊張のあまり息を呑む。やがて緊張に耐えきれなくなった一人が、石を拾っている4人に怒鳴りつけた。


「はやくしろよ! また先週みたいに、つよい魔物が来ちまったら……!」


「うっせーなぁ! もうちょっとだよ、おくびょうもん………よし、集まった!」


行こうぜ、と催促する声には誰も反論せず。7人の少年は、全力で居住区の門がある方角へと走り去っていった。








「……1日中頑張っても、これっぽっちかよ」


とある居住区の中で、ジロウは舌打ちをしていた。日も暮れかけで街のあちこちに明かりが灯っている一方で、ジロウの懐具合は暗く寂いものだった。ジロウは石の換金の結果と、今年最後の値上げをしてきた食料店の嫌味ババアに向けて呪いの言葉を吐いたが、それは誰にも届かなかった。仲間達は先に拠点に戻っているし、居住区の人間はジロウのような子供の言葉に興味を持たないからだ。ジロウの深く鈍いため息が冷気に晒され、白い吐息に変わっていった。


日が暮れるまで働いて、なんとか飢えて死なない程度の糧を得られるだけ。そんな日々を1日おきに繰り替えして3年。もう3年になるのか、と呟いたジロウは居住区にある家々の灯りを見た。暖かい家の中で、家族か友達と一緒に年を越さんと騒いでいるようだった。


それは市民にとっては当たり前の、ジロウは望んでも届かない遠い音だった。ジロウはいつもの通り、諦観に満ちた溜息を吐いた。いつもと違う点は、小指ばかりの達成感があったこと。両親が死んでからたった二人、いつ死んでもおかしくない世界で己が3年間生き抜いている自負を、ジロウはささやかだが誇っていた。


(でも……僕一人なら、どうだったろうな)


自分の、仲間の。否、全ての臭いに気にならなくなったのは、いつからだったろう。底辺にあることを自覚しながらも頭を働かせ、泥水をすすってまで生き残る術を求めた理由は。ジロウは自分の汚く黒い髪をつまんだ後、その理由が待っている場所へ戻るために走り始めた。


居住区の中と外を隔てる門番に挨拶をして、外へ。途端に荒廃した都市群がジロウを迎えた。大崩壊だの、大空白だの、市民が言っていたがジロウには興味がなかった。


周囲を警戒をしながら早足で歩いて30分、目的地にたどり着いたジロウは周囲に人がいないことを確認すると、錆びれた鉄の扉で塞がれている廃ビルの入り口を叩いた。


「帰りました、お願いします」


「……誰だ?」


「ジロウですよ、食料買ってきました」


ジロウが合言葉の名前を告げると、鋼鉄製の扉が開いた。錆びているせいで不快な音がしたが、慣れていたジロウは気にせずに建物の中へと入り、今日の扉番を任されているひげ男に会釈した。


「よく帰った。それで、頼んでおいたものは?」


「これです」


ジロウは「街に行くならついでに」と、頼まれていた食料を手渡した。助かる、と男が手数料を支払った。ジロウは手渡された金を見て、約束よりちょっとだけ少ないことに気がついたが、何も言わなかった。


「持ちつ持たれつ、ですよ。それよりもなにか変わったことは?」


「なんにもねえよ。大晦日だろうが何をどうしたって変わらねえさ、こんな場所で」


自嘲する男は鼻をすすった後、ジロウの背を叩いた。そんなことよりも、という意志がこめられたものだとジロウは感じた。ジロウは笑顔で頷くと、走り始めた。1階から2階、3階から4階へ、待っている人の元へ。


廊下の中央、ひび割れた壁の隙間から奥へ入ると、ジロウは笑顔と共に腕を上げた。


「アイネ、帰ったぞ!」


「あ、お兄ちゃんおかえりなさい!」


満面の笑顔と共に、二人はいつもの通り抱き合った。どちらとも言わずに始まった、今日の無事に感謝する儀式のような行為だった。


ジロウがパンが入った袋を取り出し、アイネが皿を用意する。大晦日だというのに変わらない食卓だった。ジロウは街で見かけた肉を思い出す。あれを簡単に買えるぐらいに稼げていれば、と少し落ち込んだが、アイネは笑顔で首を横に振った。


「いつもの通りでいいの。お兄ちゃんが元気で帰ってくれれば……」


アイネが泣きそうな声になった所で、ジロウは察した。先週に魔物に喰われて死んだ友達のことだ。同年代では珍しい女の仲間で、ジロウと同じように妹を守るために働いていた3年来の隣人。別れは味気なく、呆気もなかった。あいつがまさかと信じられずに駆けつけたジロウは、血溜まりの中に見覚えのある服の切れ端を見た。


「そう、だな。死んだら終わりだ……全部、終わり」


姉の後を追って飛び降りた妹と同じように、アイネでさえも。ジロウは逸る自分に、そう言い聞かせた。


「だから、死なないように頑張る。2年後には先輩のように、どこかのチームに拾ってもらえるかもしれないしな!」


「うん! お兄ちゃん憧れてたもんね、戦技者に」


「当たり前だろ? あのおっそろしい魔物をぶっ殺せるんだぜ!」


ジロウは石拾いの途中に、何度か見た光景を身振り手振りでアイネに語った。剣1本で群れをなす魔物を斬り飛ばしたり、見えないなにかを投げつけて撃退している姿を。噂では、何でも思い通りになる夢のような力だとか。


「強くなって魔物を討伐できれば、お金も今とは比べ物にならないぐらい、たくさん貰える。何をどうやって成れるものなのか、ぜんっぜん分からないけど―――」


ジロウにとっては、唯一の這い上がるチャンスだった。街での誰かの会話と、先輩から断片的に聞いただけで具体的な話はさっぱりだが、戦技者となれば魔物をばっさばっさと薙ぎ倒せるだけのツワモノになれるということは分かっていた。ただ、スラムの子供で選ばれるのは、ほんの一握りだけらしい。


ジロウは選ばれるために、仲間と一緒にずっと努力を重ねていた。自分と同じ、このビルを管理する大半の大人にさえ食い物にされる孤児と協力しながら。


死なないこと、生き続けることが見捨てた大人達への嫌がらせになる。誰かが言った訳ではないが、裏にはそうした連帯感があった。運悪く魔物に襲われることはあったが、予め準備していた長い棒を両手に大勢で戦い、最後には退散させた。死にかけたことは全身が震えるほどに恐ろしかったが、一人として逃げず、共に戦った仲間との友情は更に深まった。


自分たちは強い。このままいけば絶対に、自分たち全員が期待される、選ばれる筈だとジロウは考えていた。仲間の中で唯一、今年10歳になった先輩も認められた。このままいけば、という期待感がジロウの中で膨らんでいた。


(そう、ぜったいにツワモノに成るんだ―――アイネを守るために)


生まれつき身体が弱いため、一緒に働くことができない妹のために。隙間風が吹きすさぶ中で飢えや恐怖と戦うことしかできない、たった一人の家族のために。ひっそりと貯金をしているのも全て、笑顔で出迎えてくれる妹のためのものだった。


「分からないけど、なに? おにい―――っ、ゴホっ!」


「無茶するなって、アイネ。ほら、大人しく座って座って」


ジロウは落ち着いた様子でアイネを休ませた。内心の焦燥感は隠したまま。慌てたり、心配しすぎるとそれだけでアイネの心を傷つけることになるからだった。ジロウはアイネが落ち着くように、発作が収まるまで優しく頭をなで続けた。


(戦技者になれば、クスリも買える。今はとても届かない)


代わりにと、用意しているものがある。ジロウは貯金の額を思い出し、もうちょっとだと自分を奮起させた。


(アイネは驚くだろうな、泣くかもしれないけど―――)


それでも、無理ばかりをしているアイネが、ほんの一瞬でも強がりを止めてくれるならばこれ以上のことはない。その時が来ることが楽しみだと、ジロウの顔が緩んだ。


「……お兄ちゃん? 撫でられるのは嬉しいけど、その笑顔はちょっと私的にも気持ち悪いかなーなんて」


「ひどっ?!」


ショックを受けたジロウは怒ったフリで両手を上げた。アイネが笑いながら、きゃー、と棒読みで身を庇う仕草をした。隙間風がジロウの背中に吹く。二人の白い息が、終歴299年の夜の空気に流れていった。









年が明けて1月2日、アイネとたっぷり休んだジロウは居住区へ向かっていた。刺すような冷気の中を、厚手の布の服を頼りにして慎重に歩いた。この時期になると魔物もやや活動を控える、というのが噂だが、それが根拠のない話であることをジロウは身を持って学んでいた。


新年の門番には、盛大に不機嫌な大人が内心を隠さずに突っ立っていた。ジロウは舌打ちを浴びせられながらも中へ、壁沿いに移動していく。居住区は長大な外壁と“ケッカイ”というもので守られているとジロウは聞いたことがあったが、万全ではないことも知っていた。自然に人気が少なくなり、色々な意味で荒れつつある区画だ。ジロウは目に見えてひび割れた舗装と建物が目立ってきた風景を更に進んだ。


途中でガラの悪いゴロツキを見かけると隠れ、徘徊しているはぐれの弱い魔物に気づかれないように忍び足で潜みながら、なんとか目的の場所にたどり着いた。


ジロウは周囲に人影がいないことを確認しながら、錆びれたアパートの2階へ。鉄製の階段を静かに登り、入り口の扉が壊れている部屋の中に入る。そこで、先に到着していた待ち人から声をかけられた。


「よ~う、坊主。くたばってなくて何よりだ」


「妹を残しては死ねないっす。明けましておめでとうございます、ジョンさん」


「おう、おめでとうさん。早速だがサラサラと謳ってくれや、期待してるぜ」


採れたてバッキバキの情報を、とジョンと呼ばれた無精髭の男が告げる。ジロウは頷くと、大晦日の前から今までに集めた成果を伝えた。


―――スラムの子供がどこで歩いていようと、市民は目もくれず興味を持たない。それを学んだ先輩が始めた副業が、この情報収集だった。


居住区の中でゴミを漁る者達に紛れ、路地裏や店の中で話をしているゴロツキの話を集めるのだ。その情報をジョンのような情報屋に売り、日々の糧にする。チームの仲間も数人が始めていて、石拾いよりも少しだけ実入りが良い仕事だった。ジロウは適性があると、先輩に斡旋され、その先で紹介されたのがジョンだった。


「……ふぅん。成程ねぇ、遂にトジマの所の徒党が動くか」


「『緩んでる内にやっちまうか』、って言葉ははっきり聞いたよ。それで、言った人に酒が入ってたせいかもしれないけど、なんていうか……その声を聞いた時に、怖いって感じたんだ」


「思いっきり主観的な情報だなぁ。ま、参考程度にはしてやるよ」


ぶつぶつとジョンが何事が呟いた。その言葉の中から、襲撃、という単語をジロウは聞き拾った。誰が誰をどうやって、という所を街の情勢に疎いジロウは理解できなかったが。だが、弱者であるジロウは、何か危ないことが始まるということだけは分かっていた。


その後、色々な情報を伝えたジロウは、ジョンの顔が徐々に緩んでいることに気がついた。どの情報が良かったのか、ジロウには分からなかったが、ジョンはにんまりとした顔で親指を立てた。


「かな~り助かったぜ坊主―――ほれ、受け取れ」


「え……!?」


報酬の金が入った袋を投げ渡されたジロウは、反射的に中を広げ見た。ジョンは気にした様子もなく、タバコを取り出すと年代物のジッポで火を点けた。


「はっ、ダミーなんて詰めてねーよ面倒くせえ。有用な情報料と、あれだ―――新年のご祝儀とでも思っとけや」


「あ……ありがとう、ジョンさん、その」


「いいさ。前にも言ったように持ちつ持たれつ、ってのが俺の信条だからな。ま、それで目標額には届くだろ?」


同じ、特権階級に恨みを持つ者同志として。告げながらにやりと笑ったジョンは、わざとらしくタバコの煙を吐いた。


「こいつはサービスなんだがな? あの服、まだ売れ残ってたぜ。今朝に店を見たが、今日から開けるらしい」


「ほ、本当ですか!?」


「ははっ、俺がお前を騙した所でぇ? 一体何の得になるってんだよオラ」


さっさと行けや、とジョンがタバコの先をジロウに向けた。ジロウは懐に金を入れると勢いよく頭を下げ、ジョンの居る部屋を後にした。


カン、カン、カンと鉄製の階段を踏む音が鳴っては、静かになる。ジョンは―――ジョンという偽名しかジロウに教えていない男はタバコを床に落とすと、足の裏で丹念に踏みにじった。



「―――だけどな? 俺の得になるんだったら、話は別なんだよ」








どく、どくと心臓の音がうるさい。はにかんだ顔で待っていて、と告げられたジロウは硬いコンクリートの床の上で自主的に正座していた。


脇に抱えて走った、とっておきのお土産。1年前、居住区の中で一緒に見たものがあった。見るなり目を輝かせたアイネと、諦めの代わりに笑顔を返されたことをジロウは片時も忘れられなかった。ならば、と自分の食費さえも削ってこつこつと積み重ねた貯金。石を抱き、空腹に耐えた数十夜はこの時のためにあったのだと。


「どうぞ」と恥ずかしそうな声で振り返ったジロウは、全てを悟っていた。


「……キレイ、だな」


「お兄ちゃん」


「うん。どんなキレイより、一等にキレイだ」


他の言葉を知らないジロウは、それだけしか言えなかった。教えてくれる人も居ないし、そんな気持ちを抱いたこともなかったからだ。ジロウは自分の不甲斐なさを痛感したが、それ以上に褒めてやりたい気持ちになった。


1年ずっと貯めたお金で買った、店頭に飾られていた純白のワンピース。ジロウはお世辞なしに可愛いアイネの顔と、予め準備していた整髪料で艶が出た青い髪と一緒に映えた服を見て、年に一度訪れるかどうかの穏やかな空のようだな、という感想を抱いていた。


それでも、一つだけ文句がある。ジロウはしたり顔で告げた。


「泣いてちゃ台無しだろ、アイネ。ほら、笑って笑って。バカみたいに」


「……ばか。ば、バカなのはお兄ちゃんの、ほう」


鼻をすすり目を擦りながら、アイネは言った。


「あんなに高かったのに……いったい、どれだけ無茶をしたの? わ、私なんかのために」


「アイネのためだからだって。ほら、そうだろ? アイネが笑う、僕が嬉しくなって笑う、一緒に元気になる。つまりは、僕たちの勝利ってことだろ?」


「どや顔やめてよ、一つもわかんないよ……でも、でも、でも………でも―――ありがとう」


アイネの顔から戸惑いが消え、満面の笑顔になった。その勢いで抱きつかれたジロウはアイネを両手で抱えると、その場でクルクルと回り始めた。ジロウは嬉しかった。心なしか、アイネの青白い顔色が劇的に良くなったように感じたからだ。


この笑顔のためならば、どんなに辛いことでも。この声のためなら、ゴミ以下の虫けらを見る目を叩きつけられようとも、何度だって。


決意したジロウだが、数分後には勝てない者があることを思い知った。お返しにと両手を上げて訴える妹の姿と、熱意ある視線を前に抵抗は無意味となった。


「ほら、肩! 疲れてるし、凝ってるんでしょ、一階上のお姉ちゃんに『そういう時は揉むといいよ』って教わったの!」


「あんのアマ、よけいな……いやマジで痛いんだって! なんつーか血管がぎゅっと締め付けられる感じがぁぁぁ―――ぉ!」


ジロウのきたない悲鳴が廃墟に響き渡った。やがて言葉の応酬は笑い声に代わり、寒い冬の灯火のように、廃墟のビルの奥へと響き渡っていった。



―――その夜、街に所属しているとある徒党が襲撃を受けて壊滅した。居住区の外に住んでいるジロウ達の耳には、一切届くことはなかった。


ジロウは夢にも思わなかった。この事件が、自分たちを焼き尽くす惨劇の夜の切っ掛けになるなんて。


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