小説を投稿して思うこと

みなさん、こんちには。

今回は小説投稿サイトと、実際に投稿してみて感じたこと、考えたことを書き連ねようと思います。


一番言いたいことを、一番最初に言ってしまうと、この一文に尽きるんですよね。

「人気が出る作品を書きたいんじゃなく、自分の信じている物語を世に出したい」


まあ、このような思いに行き着くまでの話をつらつらと、とめどなく書いて行こうと思います。




初めてネット上に小説を投稿してから、気づけば一年以上が経過していました。このカクヨムに投稿したのが初めてでしたね。そして、その息抜きというか、創作に関するあれこれを書き留めておこう、という軽い気持ちで始めたのがこの「イチの書斎」なわけでした。


長いこと投稿していなかったこともありましたが、なんだかんだで続けていまして、ちょくちょく覗いてくれている読者の方もいて、実は励みになったりもしています笑


ここの記事を書いていなかった時期も、小説の賞に応募する用の原稿を書き続けていました。仕事と家庭をもつ身としては、どうしても時間が限られてきますので、二つのことを同時に、というのはなかなか難しいようです。もっと有効的に時間が使えればできなくもない気がしますが。

※この時間の使い方、ということについてはまた別の機会に話そうと思います。


結局、応募した賞は残念な結果に終わったのですが、完成度的にはさっぱりだったため、ネットに投稿しながら作品を洗練させていこうと考えたわけです。この辺のことについては別記事「今後の展望」にも書かせてもらいました。


せっかく投稿するからには、カクヨム以外のサイトにも投稿してみようと思い、最も代表的なサイト「小説家になろう」に挑戦することにしたわけです。


結果から言うと、まったく読んでもらえませんでした!笑


いや違いますね、以外と大勢の方に目に留めてもらったと思います。PV数的には、びっくりするくらいでしたよ! そんななかにあっても、やはり最後まで読み続けてもらえない、ブックマークがつかない、というのは、「読んでもらえていない」ということなんだと思いますよ。まあ他にも、実績がないとか、文字数が少ないとか、いろいろ要因はあるかと思いますが、ホントに受けれ入れられている作品は、初投稿だろうが文字数が少なかろうが、信じられないくらいのPV数、ブクマがつきますしね!


とはいえ、自分的にはいろいろ試行錯誤するなかで見えてきたこともありました。例えば、冒頭の入り方が小難しすぎて、なかなか山場にこないとか。当初考えていた内容では、読者の方が感情移入できないとか。とある掲示板で助言をいただいたりして、本当に勉強になりました。


まあ、小説サイト、特に小説家になろうで読まれるためには、とか。ブックマークを増やすためには、というのは多くの方がいろんな視点で書いてくれていますので、ここで書く必要はありませんよね。というか、私ごときが語れる内容ではありませんしね笑


ただ、私なりにいろいろ勉強した結果、小説家になろうの読者あるいは多くの投稿サイトの読者は、きわめて限定的な作品を求めているのだということを実感を持って理解することができました。


だから私の作品は受け入れられないんだ!


なーんて言うつもりはありませんよ!? ただ、これだけはたぶん間違いないと思うんですよ。


「求めている味が違う!」て。


うまい、マズい以前に、ラーメン注文してんのにパスタ出されてもこまるんだけど、みたいな。


食べる以前に、そもそも注文した料理と違うじゃーん! ってことです。食ってみたらマズい、うまい、とかですらない。そもそも食べない。だって注文してないから。よっぽど空腹だったらなんでも食べるかもしれませんが、これほど料理(作品)が溢れているなか、そんな人はそもそもいません。


ごちゃごちゃ言いましたが、つまりですよ、こっち(読者)はラーメン食べにきてんだから、ちゃんとラーメンだせよ! ってことです。ラーメンが出せて、初めてうまい、マズい、特徴的、とかでランキングを駆けあがっていくわけですよ。味噌、醤油、塩、とんこつベース、鶏がらベース、などなど、多くの種類があるなかで、多くの人が求める味を出せた人がトップに輝くという。


でもこれは、あくまでラーメン店のランキング! おれはパスタで勝負するぜ、とはならないわけなんですよ! いくらラーメンに寄せても、パスタはパスタ、おまえなにこんなところに来ちゃってんの? くらいの目で見られます。


ここで、最初に言いたかったことにつながるわけです。問いかけるとしたら、以下のような質問になります。


「あなた、ラーメン店で成功したいの? パスタ屋で成功したいの? どっち?」 


ここでこのように答えられる人は、迷いはないかと思います。


「どっちでもいいから、とにかく人気の出る店にしたいんじゃあ!」


でも私の場合、どうしてもパスタなんです。


じゃあ、あなたも迷わずパスタ屋で勝負したらどうですか? って思いますよね。


……パスタ屋の需要、今めちゃくちゃ少ないんですよね。うちの地域、おいしいラーメン店はいくらでもあるのに、パスタ専門店なんて一つもないんですよ……


いったい何の話してるんだって言われちゃいそうですが、なぜ例えがラーメンとパスタだったのか、お分かりいただけたでしょうか。


つまり、ラーメン店を開けば大勢お客さんが来てくれるけど、パスタ屋さんってなぜかすごく集客に苦労するみたいで。以前できた店も、すでに2~3軒つぶれてるんです……ラーメン店なんて、滅多に潰れない。激戦区ですけど、客数自体が多いからやってけてるみたいなんですよね。


でもこれ、パスタ屋を目指している人は頭抱えちゃいますよ。


いったい私は何の話を……?


いや、そうだった、パスタの話だ。いや違う、小説を投稿することに関する話だった。


真剣に小説を書こうと思った方って、今まで出会ってきた物語や、過去の鬱憤とした経験がもとになっていると思うんですよね。それらが今ネットで求められている作品とフィットしている作者の方は、これはもう幸せだと思うんですが、そうじゃない人たちの場合、かなり苦しむことになると思うんですよね。


長いことパスタ屋になることを夢みて修行しているのに、ラーメンが人気だからって今さら鞍替えはできない。けど、どちらも同じ料理であることに違いはない。なら、人気が出る方でイケよ! って多くの人は言うかもしれない。いや、実際そう言っています。


でも私は、やっぱりパスタ屋さんになりたい!


「マズいパスタ作ってんじゃねーよ!」って言われるのはいい! つらいけど、仕方がない……けど


「ラーメン食べに来てんだから、ラーメン作れよ!」って言われるのは、ただただ、悲しい。


こまでわかってるんだったら、やるべきことは二つに限られる。


一つ

ラーメンだろうがパスタだろうが、一口でも食べたら最後までしゃぶりついちゃうような作品を創る。


理想です。


二つ

美味しいパスタを競い合う場で勝負する。


ただ、パスタ専門の大会はなく、今は求められてもいない……。


例えば、ゲームオブスローンズ原作の「氷と炎の歌」。あれが今私の手元で完成したとして、いったいどこに応募すればいいですかね。わからなければ、ハリーポッターと賢者の石でもいいです。 


いや、おまえの作品持ち上げすぎだろ! とかいう突っ込みはなしにしてください。あくまで例えです。例えというのは極端すぎる方がわかりやすいのです。


まずどこかの賞に応募——できません! 文字数でひっかかりますから!

なら投稿サイトで応募——読まれません! 味が違いますから! そしてポイントもつかないので見向きもされません。


と思ったら、星海社フィクションズ新人賞だけは、なんとか受け入れてもらえそうなんですよね!


あと、なぜか魔法のiランド小説大賞2021では、女性向けの作品と思いきや、どうやらそれだけではなくて、参加レーベルに少年向けのライトノベル系も多くありました。なので応募するだけ応募してみようか、って気になってます。小説家になろうと毛色も違いそうですし、応募条件もとにかく10万字以上ってなってますから、ありがたい!


最後は活動報告みたいになってしまいましたが、もし同じような思いをされている方がいらっしゃいましたら、コメントいただけたら嬉しいです!


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