怒りや妬みをエネルギーにすることの限界

いありきうらか

怒りや妬みをエネルギーにすることの限界

最近、どうも何かをするモチベーションがない。


休日はほぼ寝ている。


寝ながらYoutubeで適当に動画を選んで、途中で飽きて止めるの繰り返し。


音楽も動画も流さないと考え事が止まらなくなってしんどくなる。


動画を流していたら話声が耳障りで止めてしまう。


寝ようとしても頭は冴えてて眠れない。


飽きたら何か食べたくなるけど太るから食べたくない。


スーパーに行くと半額シールの貼られたものを大量に購入してしまう。


思っていたよりレシートに書かれた金額が高くなって驚く。


クレジットカードの支払いをまた忘れてしまった。


1日で食べきれない量の食料を冷蔵庫に入れる。


普通の人なら3日分くらいであろう量の食べ物を食べる。


その間は溜めていたバラエティ番組を見る。


束の間の笑い。


終わったら現実。


また横になる。


本を読む。


文字が頭に入ってこない。


眠い。


目を瞑るけど眠くない。


動画を見てると眠くなる。


寝ようとするけど眠くない。


気づいたら寝ている。


また、何もせずに休日が終わってしまった。


SNSを見ていると心が荒むので見ないようにする。


SNSでトレンドを確認する。


騒いでいる人を流し見する。


ストレスが溜まる。


気づいたら夜。


また明日から仕事が始まる。


金曜日に休日で仕事の借金を返そうと思っていたのに。


早起きしよう。


どうせ起きれないけど。


他人への怒りや妬みは相も変わらず感じている。


その感情を何かのバネにできない。


その感情は全て内向きで自分を傷つけていく。


何もしていないのに疲れた。


皆何かをしてどんどん成長していく。


置き去りにされる自分。


足の遅い自分では、もう追いつけない。


それがわかっていても走らなくてはならない。


なんでそんなに足が遅いんだ、と言われる。


もっとちゃんとやれ、と言われる。


お前らにはちゃんとやっていないように見えるんだろうな。


努力してないわけじゃない、能力がないんだ。


努力をする気すら奪わないでほしい。


皆昔はそうだった、違うよ、お前らはもっと優秀だ。


学生時代サボったり、散々遊んでいたくせに、社会人になったらちゃんと責任感芽生えている。


学生時代それなりにちゃんとやっていた俺はいつの間にか取り残されている。


ずっとそうだ、お前らはまだ本気出していないだけ、をやってのける。


うんざりなんですよ。


負け戦に本気を出していられる奴らはどれだけいるのか。


でも、恐らく、お前らは、負け戦でも本気で戦えるんだろうな。


怒りや妬みをエネルギーにするには、限界を感じている。

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