他の人と。4

__男目線。2


 送ってもらった写真を何度も見た。

正直、まじでタイプだし。かわいすぎるわ。

そんなこと思いながら中々眠れなかった。


俺はなんとか起き上がり、準備をした。

シャワーを浴び、髪の毛もちゃんとセットした。

鏡で何度もチェックして家を出た。


駅には待ち合わせより早く着いた。

そわそわしながらもどこに、どうやって待っていようかと迷った。

電話がかかってきた。

登録していなかったが、すぐに誰からかわかった。

「どこですか?」

思ったより、低い声だった。

「どんな格好してますか?」

と聞くと、レザーとデニムと言われた。

デニム履く女の人好きや。と思いながら見渡した。

「え、かわいいんだけど」

俺は、無意識のうちに見つけて、そう声にでてた。

「え、どこですか」

と返され、ここを説明すると、とぼとぼとやってきた。

「わかりにくかった?」

「うん、わかりにくかった」

初めて会う感じがしなかった。

そういう風に話してくれるし、なんか心地もよかった。


ホテルはどこにするか決めてた。

「あまり乗り気じゃないな、この時間ww」

「ほんと?どうしよう」

「その気にさせてくれるならいいけど」

「するよ」

少し戸惑った。帰る と言われるのかと思った。

けど、じゃあ行く。と笑って言われ安心した。


ホテルに入いり、上着だけ脱いでベットに座った。

彼女も、上着だけを脱いで、俺のすぐ隣に座ってきた。

と思いきや、すぐに立ち上がり「1本吸ってい?」と言った。

「うん」吸い終わってから、ちゃんとうがいしてくれた。

そして次こそ俺の隣にぽそっと座った。

当たるか当たらないかの距離だ。

「めっちゃかわいいんだけど」

「え、ほんと。ありがとう」

本当にかわいかった。というか綺麗だった。

俺は今からこの人とセックスできるんだ。



ずっと見てたら「なに?」と言われた。


俺は、もう我慢できなくなった。


>>>>>>>>


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る