モラハラ彼氏と別れて人生変わった話。
*MEICO*
第1話「モラハラ彼氏」
大学1年生のとき、26歳のK田と、よく遊びに行く仲だった。
ご飯もよく行った。
いつもK田から誘ってきた。
可愛いとよく言われた。
ボディタッチも、よくされた。
私は自分が彼女なんだと思った。
でも、違った。
弄ばれていた。
一度はK田と縁を切ったけど、やっぱり諦めきれなくて、今度は正式に付き合った。
そして、モラハラがはじまった。
浮気された。
暴言を吐かれた。
たくさん見下された。
私の夢をバカにされた。
私の家族をバカにされた。
尊厳を傷つけられた。
私の嫌がることを、何度言ってもやめなかった。
そして、それらを全部、正当化された。
逆らうと怒った。
完全にマインドコントロールされてた。
そんな関係が4年も続いて、私はうつ病になった。
胃に穴が開いたり、一年で10kgも体重が増えたり減ったりした。
もうダメだと思った。
最後の最後にも色々あったけど、やっと別れてから私は、あることに気がついたんだ。
K田のいない人生が、とても幸せであること。
周りの人たちはみんな、私を大切に扱ってくれること。
私自身が、人として尊い存在であること。
K田と別れてから、呪いが解けたみたいに、人生が輝き始めた。
生きることを、とても素晴らしく感じるようになった。
仕事が楽しくなった。
オシャレが楽しくなった。
ダンスが楽しくて、成功し始めた。
綺麗になったねって、色んな人に言われるようになった。
そんな私に、K田は少しだけ、つきまとった。
でも私は、自分の人生を取り戻したから。
何も怖くはなかった。
だけど、あなたから受けたモラハラは、絶対に許さない。
私がどんなモラハラを受けていたか、多くの人に知ってほしい。
いま恋人からモラハラを受けて苦しんでいる人がいるなら、伝えたい。
そんな人、あなたの人生にいらないよ。
思い切って離れたら、世界が全然違って見えるよ。
もっと自分を大事にしていいんだよ。
あなたを想ってくれてる人は、もっと他にいるよ。
自分で思っているよりずっとずっと、この世は広いんだよ、って。
だからこうして、エッセイにするの。
それが私にできる、ささやかな仕返し。
そして、あの頃の弱かった私に、唯一メッセージを届ける方法だから。
よく頑張ったね、って。
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