傷付くことが、怖いのか?
簡単に私について書こう。
菜実。28歳。都内在住。
OL。
元引きこもり。
元不登校。
中学は、ほとんど行ってない。
高校は中退した。
だけど何故か某いわゆる有名大学に合格して4年で卒業した。
診断名は、双極性障害。
5年くらい前、23歳の時に診断された。
障害者手帳を持っている。
薄給でやりがいもない障害者雇用。
独身。
結婚歴なし。
子なし。
妊娠したことも、ない。
最近、自分について、気になっている”疑惑”がある。
「私は悲しみを愛しているのではないだろうか?」
答えはまだ出ていない。
そして、最近、私の胸をザワつかせている重い塊がある。
「この人を信じていいんだろうか?」
そう-傷付くことが、怖いのだ。
私は、未だに恐れているのだ。
”また”悲しみの底で一人、
「自分が精神的にバラバラになって死んでしまうのではないか」という恐怖に支配されることが、
怖い。
”また”と書いた。
たしかに、以前”そこ”にいた気がする。
(実はハッキリと、いつのことで何でそうなってしまったのか、思い当たるが
今日は直視したくない)
しかし、その”1回目”よりも前から恐れていたような気もするし、
その”1回目”がなくても
今日の私は裏切られることを恐れているような気がするのだ。
「この後におよんで?」
私のことを知っている人は、そう思うかもしれない。
または、
「なんで?今は幸せそうなのに!」
と言う人もいるかもしれない。
私は色んなものを手に入れた。
一見、そうだ。
家があって、
仕事があって、
かっこよくて優しい恋人がいる。
暗い過去(黙っていれば他人に伝わない)とは、おさらばだ。
そんな気もする。
心底、そう思う時もある。
でも、実は戦いはまだ終わっていないのではないか。
私はそんな不安の中にいるのだ。
過去という暗い影は今も私に付きまとうし、
未来への不安は計り知れない。
そして、思うようにいかない”今”を抱えている。
傷付きたくない。
私の率直な今の胸の内だ。
では、私のとりとめもない話を始めたい。
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