第48話 えー残念ながら……

神乃助[今回でこの小説、最終回です]




転[は?]













転[はああああああああ!!!!!!?]



瑠璃香[どういうことですか!?先生!!]






神乃助[あー、いやー、なんかね、もう……



筆者にはやっぱりギャグオンリーは難しいらしいし、それに…………










バトスピの野郎の方が未だにPV伸びてやがんだよ!!!!!!こっちなんてまだ67だぞ!!67!!!!!!なんだバトスピの奴120って!!]





転[諦めんなああああああ

!!!!!!]





宇意名[なら洗いざらいやりたかったこと、やっちゃいましょ♥]





風流[まあ最終回だしいいと思うぞ]






宇意名[では以下の↓が!!




この作品でやりたかったことらしいわ!!]





・宇意名は古代カンブリアの唯一人類

・生徒達は実は皆カンブリア期の古代生物

・神乃助はカンブリア期の生物達と共に宇意名の未練を張らすために来た神様




転[そう、私達はそもそもニンゲンデハナク……]



転、そして他の生徒達も人の姿から生物に変わっていく




ある者は三葉虫


またあるものはハルキゲニア





学校なんて嘘の嘘



そこにあるのはただの岩






神乃助[…………ではなぜ皆は人ごっこをして学校の生徒なんて演じていたんだい?]







カンブリアの生物達がある物を中心に囲んでいく






カンブリアの生物達[それは勿論]











周りに囲まれたのは人骨




カンブリアの生物達[宇意名、最初に産まれてしまったたった一人の人類の為さ]






優しい光に包まれる遺骨



すうっと満足するように消えていく






神乃助[そうか……でももう大丈夫だ]





宇意名であるものに手をかざし








神乃助[これで……満足だろ?宇意名]





宇意名であるものは消えていった






………………




………………










私は寂しかった






永遠と続く大きな嵐、そこに一つ落とされた小さな光



それが私




それはホモサピエンスの姿へと変わり




私宇意名は初人類として誕生した。






やがて私の誕生を見送るように嵐は止み、世界は大きな海に包まれ、カンブリアとなった




溢れる命、無数の生物




けど、人間は私一人




寂しい、仲間がいない



孤独に震えた。泣いた





そして命が亡くなる瞬間、寿命と呼ばれるもの





私は泣きながら倒れた、意識が遠くなり





私の体は永遠の眠りに着いた




魂となった私は未練が残りこの海に残り続ける





やがて使えなくなった私の肉体は他の生物達の命へ繋がりその魂の借り物は[借り物だった物]に





魂だけが永遠と立ち続けている





そんな時、一つの光が私を包んだ










神乃助[君を…………助けに来た]






そして先生とカンブリアの生き物達が私の為にしてくれた学園ごっこ






ありがとう……嬉しい……楽しかった








うん、もう満足





この世界ももう持たないのは分かっていたから








歴史に逆らえない宿命の隕石[ズドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンン!!!!!!!!!!!!]








全てのカンブリアの命がここに終演を迎えましたとさ














令和2021年




本を読む少女[……これが[初人類の少女]の結末ね、成る程成る程]






赤髪の少女[おーい!!速くしねーと次の授業間に合わねーぞー!!]




本を読んでいた少女[あっ、うん!!待って!!💦💦]






そのやり取りを空から見上げる光がここに






神乃助[大丈夫だ、君達の魂は今ここにちゃんと人として転生してる



だからもう、安心だな]








赤髪の少女[この[転(ころび)]様を待たせるなんて100年はえーんだからなあ!!読んでる本をさっさと閉じてこいよ!!!!!!]











宇意名さん!!!!!!!!











宇意名[…………あ!!]












くるっと振り返り












宇意名[皆バイバイ!!]











お恵みを!!かみせん








おーしまい!!

































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