異世界転生したら、底辺の村に身を置くことになった!!
三嗣
第1話 異世界に転生した
俺の名前は森永 正、今年で29歳になったばかりだ。
今日も始発で仕事に行き帰りは毎日終電で帰宅する。
こんな生活をかれこれ10年は続けている。世間一般でいうブラック企業というやつだ。
連日の仕事で部屋の手入れは行き届いておらず、ただ帰って寝るだけの空間になっている。
心身共に疲れ切ったある日、会社の階段をのぼっているときに意識が途絶えた。
そのまま、階段から転落し打ち所がわるく息をひきとった。
死因は過労による転落死。享年29歳だった。
気がつくと、見知らぬ森にいた。妙に目が覚え、体の気怠さも感じない。
だが、見たこともない森に見たこともない空が広がっているため、一瞬夢かと思ったが腕をつねって見ると痛みがあるため、現実だと認識した。
とにかく、じっとしていてもしょうがないため行動する事にする。どっちに歩いていいか分からないがとにかく最悪を想定し水場を目的地にして歩き出した。
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