魔法令嬢、戦います!
らいち
第1話
私はマルク王国の公爵令嬢、レイン・サニー。
「レイン、今日はいつにもなく元気そうね?何かあったのかしら?」
「ええ、分かりますか?リーズ。」
「10年も付き合ってる親友だもの、分からないとでも?」
「それもそうね。今日、新しい魔法が使えるようになったのよ。その名も光魔法〈ライトニング・サンシャイン〉!」
「それ超級魔法じゃない!しかも光魔法は私も少ししか使えないのよ?…本当に脱帽だわ。」
「何言ってるのよ、リーズの方が強いわ」
「剣だけならね」
マルク王国第一王女、リーズ・アマリア。王族だが剣の才能が恐ろしいくらいにあり、それでいて魔法もかなり使える。王国騎士達曰く、「護るべき存在が自分より強く、護る理由を見失いそうになる」。
王族は本来、目上の存在だが、幼少期からの親友と言うこともあり軽口を叩き合える仲である。
「ところで、何か大切な用事でもない限りはお茶会なんて開かない貴女がお茶会をするなんて何事かしら。しかも私とリーズだけなんて」
「ええ、それが少し困った事情なの。あなたに協力してほしい」
「事情にもよるけれど、協力できそうであれば協力するわ」
「レイン、貴女は魔法を極めたのでしょ。貴女にこの事情を解決するのはお誂え向きだわ」
「で、どんな事情なの?」
「それが…」
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