学校一の美少女が僕に好意を抱いていたけどなんでなん?

無才能

第1話 女子なんて信用ならん

中学生の時、誰もいなくなった教室に女の子が寄って窓側に立っている僕に告白してきた。


「ずっと前から好きでした!私と付き合って下さい!」


「えっ!こんな僕でよければよろしくお願いします」


「は?あんたになんて付き合えるわけないでしょ?これは単なる罰ゲームよ!なにマジになっちゃってるの?まじうけるわー笑」


こんな1件があったおかげで僕は女子に信用出来なくなってしまった。あっ、すっかり名乗り忘れてた、僕の名前は鹿沼 伸道(かぬま しんじ)申し訳ない!高校2年生でクラス替えもあり、幸い友人とクラスが一緒でかつ周りは友人で囲まれているので良かった。

そもそも僕は女子からいじめられていたこともあったので女子嫌い&信用出来なくなってしまった。


桜が咲き終え、広葉樹の葉が生い茂り始めた5月、山柳やまやなぎ高校の1年A組の教室の窓際に男子4人組が集まろうとしていた。


「鹿沼、おはー」


「おぅ館林おは、ってあいつらは?」


朝、教室から入ってきたのは隣の席の館林 竣(たてばやし しゅん)で中学からの付き合いで運動神経抜群で頭もいい。クソイケメンである。ただし、彼女はいない模様。


「コンビニで飯買ってくるから来るってよ」


「あぁ〜そうか、今日遊ぶか。」


「あぁ〜そうだなぁ笑、サッカーと〇野〇動するか」


「安定のそれだな笑」


『みーんなー!おはようー!』


《わぁー!布川さんだ!めっちゃ可愛い!》


《布川さんって本当に素敵よね〜!》


《私もこうなりたいなぁー!》


《布川さんがここのクラスで良かった》


《なぁー!ほんとだよなぁ!!》


周りの声は凄かった


元気な声で教室に入って挨拶してきたのは学校一番のアイドルと呼ばれてる、布川 楓花(ぬのかわ かえな)彼女は一刻によると本当にアイドルをやっているという噂もあるが、僕にはキャラ作ってて好感度アップさせてるようにしか思えない。


「おっ、アイドルがご挨拶からのご登場だぜ」


「あぁーそうだなぁ、裏ヤバそうだけど」


「お前は本当に女子嫌いで信用出来なくなったんだな」


「仕方ねぇーだろ、お前も知ってるだろ?あのい1件とかあったんだから」


「ま、まぁーな」


館林は、鹿沼の発言に苦笑いをしていた。としているうちに『あいつら』が教室に入ってきた


「おー、おっせいぞ、お前ら」


「しゃーねぇーよ、まさかレジが混んでるとは思ってなかった。」


「朝から弁当の温めが多いからそれに時間がかかって」


「僕はサンドイッチと揚げ物とおにぎりだったからすぐ終わったけど、梅川と仲西が待ってって言うから置いていった」


「お前、そこだけは最低だな」


「なーんで俺たちを置いていくんだよ~」


「いやだって、長すぎるし、待ってらんないよ」


「お前が彼女できない理由がなんとなくわかった」


「お前の好きな女子だらけだったよ」


「俺、多分そこに行ったら即離脱するわ」


「本当に女子はダメなんだな」


「あぁ〜そうだよ、ダメなんだよ」


「そんなんじゃ彼女作れないぜ」


「うるせぇー!俺は彼女出来なくてもいいんじゃあぁー!てか、女子と関わらない方が楽なんじゃ」

と梅川、館林、藍川が言ってきた。

そう言っている間にチャイムがなった


梅川と藍川『あいつら』とは、梅川 仁(うめかわ じん)、仲西 郁哉(なかにし ふみや) 藍川 啓(あいかわ さとる)のことであった。彼らは小学校からの付き合いであり、

あの一件の慰めと励ましてくれた恩人である。梅川は運動は苦手な癖に走るのだけは一番速い、そして彼女持ち。藍川は、れっきとしたオタク仲間であり、目を前髪でちょっと覆っている。こいつ、普通にイケメンなんだけどな。


「はーい!みんな座れ、チャイムなったぞ!座れ、転校生の紹介するぞー!」


チャイムがなったと同時に担任の先生が来た、今日はロングホームルームがある日で先生が話す事はやけに長い。





~あとがき~

この作品を読んで頂き、誠にありがとうございます。実はこれを出そうかと迷ったのですがまぁー出してもいいかなという考えにいたり、この話を出しました。文構成、話の展開はむちゃくちゃだと思いますが小説初心者ですのでそこら辺は暖かい目で見て頂けたらなと思う所存でございます。

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