第19話 一人じゃない

 人間誰かがいないと生きていけない。人とのかかわりは、とても大切である。

 私は、入院中、友達や、先生、看護師さんお世話になった。


 今まで私は、一人で抱えていた。


 しかし、話していくことで、心の余裕が持てるようになった。

 父のことを打ち明けていったことに、最初は、本当に打ち明けてよかったのかが、不安だった。。

 それは、警察の事情聴取、検事さんとの話し合い、裁判、何か月も戦っていかなければならない今、それを乗り越えていけるのか不安だったから。

 

でも、今はこうして母と二人暮らしをして、毎日、ごはんを一緒に食べ、寝てくれる親がいる。幸せなことだ。

 

そして、毎日連絡してくれるそうくんがいる。なによりも幸せ。


毎日話してきてくれる友達。


失ったもの父の存在は、大きかったが、今はその分を埋められている気がする。



 家族について考えるきっかけになってくれたらうれしい。


そして、あなたのまわりにいてくれる、友達、今までお世話になった人への感謝、恩師への感謝、それは、これから私たちが社会で生きていく中で、誰かの手助けをしたり、役に立ったり、その形は人それぞれ。


でも、生きていることが、一番の感謝の形だと私は思っている。


 これから大学生活、サークルにもチャレンジしていきたい。バイトも。


そして、編入をした後、4年制の大学に行き、管理栄養士を取った後、看護師の資格を取る予定である。


誰かのために生きる。それが私の生きがい。


これだけは、わかってほしい。




あなたは一人じゃない。

泣きたいときに泣いていい。

でも自分を傷つけることだけは、やめよう。

生きていれば、絶対に楽しいこと、生きがいを見つけられるから。

一緒に頑張ろう。

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