第15話 父からのさようなら

 私は、大学に入ってから、女子野球のクラブチームを立ち上げていた。

父が中心となって動いていた。


 父は、私のことで、主治医から、言われたのにも関わらず、普通にLINEのグループに、次の練習予定を送信していた。

 私は、「もう関わるな。汚れた犯罪者がかかわるな」と思い、

私は、汚い言葉で、父にLINEを送った。


すると、父は、


「もう消え失せました。もう関わりません。さようなら。」


と、言ってきた。私は、「もう父には捨てられたんだ。もう父はいないんだ」と、現実的になり、本当に悲しくなり、看護師さんに今までにないくらいに泣き叫びました。


大好きだった父の笑顔、父と行った旅行、たくさんの思い出がよみがえり、本当に悲しくなった。


看護師さんHさんは、一緒になって泣いてくれた。


ここに痛み、悲しみをわかってくれる人がいるのだと思い、本当に救われた。


Hさんは、

「お父さんは、いけないことをしました。もうお父さんとは会えません。これからは、お兄ちゃんとお母さんと暮らすんです。」

と言われ、もっと涙が止まらなかった。


Hさんは、

「泣いていいよ。」

と、やさしくいってくれました。


泣く日は続いていった。

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