霊長の拳

フグのスシトルーパーの

スベスベマンジュウガニ、 アイゴ、 ゴンズイ、 ハオコゼ、 キタマクラは

O5-1を捕まえにフグとは別行動をしていた。

厳重に管理された中を密かに移動していた。

彼女達五人は全て毒のスシブレードを使う為、 出会った者を暗殺をしながら

先に進んだ。


「ここがO5-1の部屋か・・・」

「・・・」


ドアを開くとカランカランと音が鳴った。


「しまっ!!」

「誰だ!!」

「えぇい、 ままよ!!」


部屋の中に居たO5-1に向かって攻撃をする5人。

毒のスシブレードが5発も喰らっても流石に一たまりも無かった。


「やった・・・の?」

「意外とあっさりね・・・」

「こいつがO5-1?」

「確か赤いルビーの首飾りを着けているとか・・・」

「何も付けてないわよ?」


次の瞬間、 ゴンズイとハオコゼは地面に頭を叩きつけられていた。


「!?」

「な、 何だ!?」

「こ、 こいつは!!」


生き残った3人が見た者は霊長類ヒト科オランウータン属に属する生き物

オランウータンである!!

しかもフランジが非常に発達している!!

天井を良く見ると鉄の棒が張り巡らされており上に待機していたのだ!!


「猿か!? くっ!!」


スシブレードで迎撃しようにもオランウータンの身の熟しは素早く。

まるで当たらない。


「馬鹿な!!」


人間よりも圧倒的に高い身体能力、 凄まじいまでの怪力により

全員倒されてしまった。


「ぐっ・・・フグ様・・・申し訳ありません・・・」


スベスベマンジュウガニが顔面を殴り飛ばされて倒れる。


「こっちから物音がするぞ!!」


O5直属部隊レッド・ライト・ハンドがO5-1の部屋の中に入る。


「こ、 これは・・・一体どういう事ですか!?」

「おおーぅ、 おーくぇい、 おけ おぉぉけ

(訳:敵に侵入された、 スシブレーダーだったが何とか倒す事に成功した)」

「いや、 チンパンジーの言葉で言われても分からんですよ・・・」


チンパンジーの首のルビーの首飾りを着ける隊員。


「敵襲だ、 見ての通り殲滅した」

「流石・・・しかし、 まさかここまで入って来るとは・・・」

「予想外だったが仕方ない、 他にも来ている奴がいるかもしれない、 探し回れ」

「了解しました!!」


レッド・ライト・ハンド部隊が部屋から立ち去った。


「しかしここまで入って来られるとは・・・・・予想外だったな」

「おぉーう、 おーくぅぅう、 おけえおけえええ

(訳;本当に予想外だった、 ここも安全ではないな

逃げる準備をした方が良いかもしれん)」

「何て言っているか分からん」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る