バルドVS史上最悪の存在ダースシ・ノーテン

場面をダースシ・ノーテンとバルドの戦いに戻す。

スシブレーダーとしても人間として最大のタブーである

地面に散らばったスシネタの再利用という史上最悪の行為を行うダースシ・ノーテン。

良識が欠片でもある者ならば例え仲間でも後ろから撃つ行為だが

良識がまるでないピース・メーカーはシャリを大量に集めてダースシ・ノーテンに供給する事で

ダースシ・ノーテンは劣化しているとは言え脳天を大量にリユースする事に成功した。


「この外道が!! 仲間のスシブレードを解体してシャリを奪い

そのシャリで落ちたネタを使ってスシブレードを作るとは!!」


歴史上類を見ない大悪党、 否、 最早人間の形をした理外の怪物に向けて

叫ぶバルド。


「何とでも言え、 勝ちゃあいいんだよ、 勝ちゃあ」


ノーテンは次々と脳天を射出する、 脳天はオートインテリジェンス機能で

バルドを囲い始めるもバルドのエッグ・ヴィーナスの聖霊は鉄壁の防御で

脳天を砕き続ける、 じわりと前に進めるも遅い。


「く、 時間が無いと言うのに・・・」

「ならば俺達が加勢しよう!!」


そう言って現れたのは鶴帝国八十八剣聖序列二十九位『ファルシオン』のルミナーラ

序列二十八位『カットラス』のエズラ、 序列二十七位『レイピア』のアンドゥリ

序列二十一位『ホルカンカ』のベルス、 序列十九位『脇差』のアディ。


「ふん、 敗北者風情が!! 調子に乗るなよ!!」

「こちらの台詞だ!!」


そう言って剣聖達が次々に脳天を切り刻み始める。

通常状態の脳天ならば五分五分の勝負が出来ていただろう。

しかし史上最低最悪、 人として大事な物を捨て去った極悪非道の

屑馬鹿阿保のダースシ・ノーテンが人としての尊厳とプライドと良心を捨て去って

地面に落ちたスシネタで造り出した脳天は尋常じゃなく劣化している。

それ故に一方的に聖剣達に切り刻まれる事になった。

脳天が自己判断で剣聖よりもバルドを優先して攻撃していた事も大きい。

如何にオートインテリジェンス機能が有ったとしても所詮はスシの思考

更に劣化している為、 高度な判断が出来ないのだ。

これによりバルドは包囲を突破しノーテンの傍に辿り着く事に成功した。

その距離は5m、 既に射程距離内である。


「良い気になるなよ!! こちらにはまだ奥の手がある!!」


そう言ってノーテンは自身の頭部であるマグロの頭を取り外した。


「魚の頭を乗せていた事でそれは既に読んでいた!!」

「ならば如何するよおおおおおお!!」


マグロ頭部を射出するノーテン。

マグロ頭部が脳天を押しのけながらバルドに突撃する。

バルドはエッグ・ヴィーナスと共に前に走りマグロ頭部を弾き飛ばす。


「ば、 馬鹿な!!」

「聖霊を!! 舐めるな!!」


ノーテンの体にエッグ・ヴィーナスの聖霊の一撃が入り脳天全ての動きが止まった。

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