トゥーンウィVSダースシ・ヴォルフガング&ダーク・イタマエ part2

ダーク・イタマエにアイスクリームを射出し

足が止まったトゥーンウィに聖霊の腕が迫る!!


「はああああああああああああああああああああああああ!!!」


同時に周囲に冷気が満ち始めそして空間が渦を描くように歪んでいく。


「なるほど・・・そう来」


全て言い終える前にダーク・イタマエとトゥーンウィは消失した。

そしてトゥーンウィが居た場所に聖霊の腕が叩きつけられる。


「・・・・・ち」


聖霊が抉った地面を忌々し気に見るヴォルフガング。


「次元間スシ・フィールドで逃げたか・・・

ダーク・イタマエと一対一で戦うつもりか?」


トゥーンウィの次元間スシ・フィールドでは激戦が繰り広げられていた!!

見渡す限り一面氷の地平線、 空には星空!!

そしてダーク・イタマエが次元間スシ・フィールドから取り出した

大量の隠し包丁入りの巻き寿司が大量に展開され

まるで墓場の様に大量の地面に突き刺さっていた!!


「・・・くっ、 抜けない」


地面から包丁を抜いて投擲を試みたダーク・イタマエだったが

凍って地面から抜く事は出来ない!!

寿司の呼吸で身体能力をあげれば話は別かもしれないが

隙を突かれる危険が有る!!


「ならば・・・」


氷の地面を触るダーク・イタマエ。

氷がみるみる内に溶けていく。

トゥーンウィはアイスクリームを打ち込んで再度冷やす。


(ねつ・・・じゃない? あつさはかんじない

なに? なにをしているの?)


トゥーンウィは顔には出さずに困惑した。

これはステータスの握りである。

人間、もしくは物体の"ステータス"即ち能力を奪い取り寿司にしてしまう技である。

これをされた相手は概念的に弱体化する。

"ステータス"を奪うには相手に直接触れることが必要となる。

寿司の強さは、奪った人物や物品の"ステータス"に依存する。

一般に物体から奪った"ステータスの握り"はそれほどの強さを持たないが

物体から"ステータス"を奪い取る事で有利に働かせる事が出来る。

今回の場合は冷気を奪い氷を溶かしたのだ。


そして包丁を手に取ったダーク・イタマエ。


「・・・ひとつきいていい?」

「な・・・お前喋れるのか!?」


驚くダーク・イタマエ。


「うん」

「そ、 そうか・・・それでなんだ?」

「あなたはじげんかんすし・ふぃーるどからほうちょうがしこまれたまきずしから

ほうちょうをだしてひろってなげるけどもなんでほうちょうをそのままいれないの?

にどでまじゃない」

「寿司の呼吸・刃のネタ・闘剣乱舞とのコンボを狙っているのだ

こちらも質問が有るが良いか?」

「いいよ?」

「何故お前は戦っているのだ?」

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