たこさんウィンナーは商標登録されている

待機していたゴハンとナルは既に激戦を繰り広げていた!!

だが二人共苦戦を強いられている!!


「くっ・・・コイツは!! ただのウィンナーじゃねぇ!!」


ゴハンが苦戦するのは

スシトルーパーMr.オクトパスのタコの様に切られたウィンナーだ!!

ウィンナーの突進力を犠牲に手数を上げている!!


「なんなの・・・コイツ硬い!!」


ナルが戦っているのはスシトルーパー、 イカゴロのルイベ!!

凍ったまま薄切りにした刺身!! 固い!!

奇しくもタコ同士、 イカ同士の戦いになってしまった!!


「離れる事に成功したけど連携が上手いから2対1に持ち込むのも難しい

一体如何すれば・・・」


ナルは考えたが良い案が思い浮かばない。

するとゴハンがこっちに突っ込んで来た!!


「ゴハン・・・?」

「・・・・・」

「そうか!!」


ゴハンとナルは互いに戦う相手を交換した。

タコ同士、 イカ同士で戦う事は無い。

防御力の高いルイベにはタコボーグOの攻撃性能は充分に発揮出来るだろう。

そしてナルのイカルオンはたこの様に切ったウィンナー相手に

タコボーグよりも戦える。

なぜなら攻撃の多さでバランスを崩しに来る相手に対して

バランスが比較的良いイカルオンは効果的である。

徐々に押しており何とか勝てるだろう。




待機しているスシブレーダー達は何とか勝っているが

ジューン達はと言うと・・・


「海だ!! 船に乗りこめー!!」


作戦通り海に出る事になった。


「海に出るだと?」

「ほう、 捕鯨船とやらが来ているのだろう? 如何する? まだ追うか?」


オーモリに問うヘカトンケイル。


「・・・・・如何する?」


スシトルーパーに問うオーモリ。


「ここは追ってさっさと倒して帰るで良いと思う」

「右に同じく」

「俺も同意見だ」

「だな」


全会一致で後を追う事になった。


「敵も待って居るだろう、 気を抜くなよ」

「「「「「おう!!」」」」」


オーモリは自身が所有する船、 大盛り号に乗って後を追った。

ジューン達が手に入れた船と比べかなり速い上に大型の船である。


「後を追って来たか・・・良し!! このまま海に叩き落としてくれる!!

海上からジャイアント寿司を発射して船を撃沈させてしまえばこちらの物!!

相手の数が一隻だけなのでこれで行ける!!」


船の上で叫ぶジューン。


「ふむ、 残念だがそれは如何かな?」


ジューンの背後から声がするジューンが振り返るとそこには・・・


「何故お前がここに居る!?」


ヘカトンケイルである!! 跳躍して飛んで来たのだ!!


「さて・・・君の事は知っているぞ?」

「っ!!」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る