ブラック・ダークネス・スパゲッティ

ケイはジューンの手下達と共に待機をしていた。


「・・・所で何で貴方達はジューンの部下に?」

「ダークネスシ帝国のやり方で力を手に入れたが

待遇が低いからな、 反乱する事にした」

「俺は上司が嫌だったからぶっ飛ばしてジューンの手下に」

「自由が欲しかったから」

「何だか色々ね・・・」

「しっ、 誰か入って来たぞ」


黒々とした男がケイ達が待機する建物に入って来た。

彼の名はブラック

その名の通り真っ黒なスシブレードであるイカスミスパゲッティを扱う!!

ブラックはイカスミスパゲッティを回転させた!!


「何をするつもりだ? もう見つかったのか・・・?」


困惑するケイ。

ジューンの部下の一人がガクリと肩を落とし倒れた。

イカスミスパゲッティに含まれるイカ墨による精神イカ墨漬け攻撃だ!!

ブラックの力量が低い為に洗脳されないがそれで充分。

一瞬でも力を奪えれば問題無い!!

音がした方に向かってイカスミスパゲッティを移動させるブラック!!


「させるか!!」


ケイのサバビルダーが吠える!!

イカスミスパゲッティによる墨による着色を

つるつるとした皮で無効化するサバビルダー!!

そして攻撃を受け流し、 逆に反撃し攻撃を多段ヒットさせる!!


「ぐ・・・」

「俺達も続くぞ!!」

「おう!!」


ジューンの手下も次々とスシブレードを射出する。

様々なスシブレードが飛び交う!! 圧倒的にこちらが有利!!

だがしかし!! イカスミスパゲッティが突然皿の上から転げ落ちて

スシブレード達を襲う!! 圧倒的イカスミスパゲッティの質量で

スシブレード達は破壊されてしまった!!

ブラックは精神イカ墨漬けの力量は低いが

回転によるバランス感覚は一級品なのだ!!


「ば、 馬鹿な!!」

「畜生!!」


スシブレードが破壊された事により、 必然的にこの場の戦いは引き分け


「うおおおおおおおおおおお!! ならば袋叩きにしてやるぅうううううう!!」


訳も無く、 殴り合いの戦いになった。

ブラックは港町に住む海の男、 鍛え方が違う。

ジューンの部下達を全て軽々と倒し放り投げる。


「・・・強い、 けども所詮は腕っ節の強いならず者の強さね」


剣を抜くケイ、 彼女は女性騎士である。


「行くわよ!!」


ケイが向かって行く、 ブラックは逃げ出した。

当然である刃物を持った女が向かって来たのだから。


「・・・・・私の勝ちね、 何だか釈然としないけど」


否、 スシブレードを破壊されて追撃がほぼ不可能になった時点で

ブラックの目的は達成されたと同じ、 実質負けである。

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