部隊成立の恩恵
「強者が生まれる事は嬉しいがやっぱり数が多いのが一番大きいと思うぞ」
オクトパス・レッグは告げる。
「数が多い事は良い事だ、 英雄1人よりも一兵卒100人だ」
「タコはロマンが無い事を言うなぁ」
「だって美味しい所はヤミ・マスターとかスシの暗黒卿が持って行っているが
一番戦果を挙げているのはソルジャースシ達だぞ?
やっぱり戦争は数だよ数」
「数かぁ・・・・・でもスシブレーダーの数をこれ以上増やすのは・・・」
「問題が有るのかの、 バルト」
タオとマオがやって来た。
「タオ様、 議会はもう良いのですか?」
「おう、 朗報じゃ、 スシブレード部隊が正式に認められる事になった」
「・・・? 今もスシブレーダーを編成しているのでは?
ボケられましたか?」
タオに暴言を吐くオクトパス・レッグ
「いやいや、 これはあくまでも同好会と言う扱いだったのじゃよ」
「同好会、 同好会だったのかぁ・・・」
「まぁスシブレーダーになりたいって人は少なかったですしね
ネギ乗せとの戦いで結果を出したからスシブレーダー希望者が増えましたし」
「少し前までは食べ物も自由に使えなかったが今では開発部から新素材も貰えたしな」
油揚げを見せるゴハン。
「それで部隊になるとこれからどうなるのですか?」
「使える予算が正式に出るからスシを色々握れる」
「今でもそれなりに結構握れていると思いますよ」
「まぁ現状は儂のポケットマネーからお金を出して
市場で買ってそれでスシを握っていると言う形じゃが
これからは国費でそれが出来ると言う訳じゃな」
「そうなんですか」
「それから部隊として認められたから、 これから国外に出撃して貰う事も有るかもしれない」
マオが申し訳なさそうに言う。
「嬉しい事です、 ダークネスシ帝国を打ち破りたいと思ってましたし
それに・・・」
「レーア様の事?」
「はい、 レーア様はきっと生きていると信じています、 早く探しに行きたいと思います」
「そう・・・」
憂いた眼をするマオ。
「まぁ、 アレじゃな
スシブレーダーのみの部隊編成は若干行き過ぎじゃから
マオも同行すると良いじゃろう」
「マオ、 さん、 の、 矢、 めっちゃ、 痛かった、 です」
何故か片言になるオクトパス・レッグ。
「そうですね、 僕達もまだまだ未熟ですしマオさんが一緒だと心強いです」
「しょ、 しょうがないわね!! 貴方達だけじゃ心配だから付いて行ってあげる!!」
「これがツンデレか・・・初めて見た」
「タコよ、 俺は傭兵やってたが結構居るぞ、 こういう女」
「マジか、 俺も傭兵になる」
馬鹿を言っているゴハンとオクトパス・レッグ。
「さてとスシブレード部隊が発足したから隊長就任とか色々ある
隊長はバルト、 お前で良いかの?」
「とりあえずそうなるでしょうね」
「うむ、 それでは隊長就任の為に色々手続きがあるから来い」
「分かりました」
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