第22話 猛禽類先輩
「そう」
「まずまずの成果ね」
「失敗がなくて何よりだったわ」
インフォメーションテクノロジー部の準備室で猛禽類先輩たちにゴールデンウィークの報告をするヒロとテックン。
カレー愛好会とインフォメーションテクノロジー部を掛け持ちする切れ長の目にストレートボブが涼しげな知的美人の
縦ロールの
「それで…?」
「それでとは?」
「勉強会を通じて桜子さんとの距離は縮まったのかしら?」
「…私服の桜子は可愛かった。
「…ヒロさんに聞いた私がバカだったわ」
「テックン、恋に目がくらんだヒロさんの代わりに教えてくださる?」
「ガッチャ!」
「ヒロさんは本当に失敗していない?」
「ガッチャ!」
「桜子さんとの距離は縮まったかしら?」
「ガッチャ!」
「桜子さんとヒロさんの信頼関係は深まったとみて良いのかしら?」
「ガッチャ!」
「…信じてもよさそうね」
猛禽類先輩たちは今日も俺に失礼だな…と思うヒロだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます