ココロのなる木
加賀律
第1話 母のお使い
「こんにちはー!」
弟のリクが大声で挨拶をしながらドアを開けた
「いらっしゃい、よく来たね」
叔母がゆっくりと玄関に向かって歩いているのが見えた
「あら、珍しいわね。ソラも一緒だったのね」
「こんにちは、お久しぶりです。これ、どうぞ。母から持っていくように言われました。」
「あら!梅酒!ありがとうね。重かったでしょ?」
「はい、なので来ました。リク1人じゃ持てないみたいだったんで」
リビングには白いふわふわした犬がいて、僕たちを舐める
リクと犬はころがりながら遊んでいる
「おばさん、おじさんは?」
「外にいるんじゃないかしらー?」
外に目を遣るが、おじさんの姿は見えない
「ちょっと探してきます」
そう早口に言って、外に出た
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます