第22話 脚のお肉はたくさん
脚は大きい分、腕よりもやりやすいです。量をこなすのは慣れてきたらどうということもありませんから、大雑把にできる大きなものの方が楽ちんなのです。
やること自体は腕と同じです。こっちの方が大きいのでどうしてもスペースがいりますが、本当にそれくらいしか困ったことがありません。重いには重いですが、手で持つことはほとんどないのであまり気になりません。太いので縦にしても安定してくれますからね。
とれたお肉はこの太ももだけで一キロくちょっとでしょうか。食べ応えのある量ですね。まだあと太ももが一本とふくらはぎが二本ありますから、当分お肉は買わなくてよさそうです。
次にとったのはふくらはぎです。足は手と同じく外してしまいたいのですが、こっちは力技でもぎ取るのはちょっと無理そうです。素直に包丁で外していきましょうね。
終わったら、足もとりあえず冷蔵庫に入れておきます。整えたお肉も冷蔵庫に。
左脚だけで一時間半くらいでしょうか。午後十時には右も終わるでしょう。
両脚のお肉を切り分け終わりました。
ちょっとあった脂身は捨てて、きれいに整えたらだいたい腕肉の二倍くらいになりました。二キロくらいあるんじゃないでしょうか。腕肉は調理方法によってはどうにか一回で食べられる量でしたが、こっちは私には無理です。
これでお肉の切り分けは終わりました。
次は何に手を付けましょう。やることはたくさんあるのですが、何からやればいいのかがよく分かりません。まあ今までも行き当たりばったりといえばそうだったので、あまり気にせずに進めてもいいんでしょうけど。
現状を整理しましょうか。まずは冷凍庫と冷蔵庫の一番下を廃棄予定のものたちが占領。冷蔵庫はお肉と骨と皮を分けたおかげで少しスペースができました。手と足はそのまま冷蔵庫の内臓の横に押し込められています。
まずは月曜日に廃棄第一陣を出さなければならないわけです。ただ、ナプキンがあるのでそこまでの量は捨てられません。というより、それがなくてもお肉ばかりを捨てるのはちょっと怖いです。骨については言うまでもありません。これは砕くなりして小さくしないと。だとすると、この後そんなに時間を変えずにゴミの量があまり増えないものとなるのでしょうか。
冷蔵庫をまずは空にする方向でいきましょう。冷凍庫はある程度放置しても大丈夫ですからね。
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