自分と複製と、、、
@maxtxtusyu-boy
第1話 複製人間
あーーーーーー!宿題が多い。こんなにあるのかよ。まあ、僕ならすぐ終わるだろう。と、おもった。
僕は指を鳴らした。隣に僕そっくりの人間が現れる。僕は連続で指を鳴らして、10人になった。
「悪いけど宿題手伝ってくれ」
そうして僕たちいや、僕は宿題を進めた。
僕がこの自分のクローンを作れたのは小学生あたりからだ。基本的には自分自身そっくりだが、中身は少しだけ違う感じになる。
4時間ほどかけて宿題は終わった。
「みんなありがとな。」
僕はそう言って、指を鳴らしてクローンを消した。
便利な能力ではある。でも、たまにへんなクローンが出るので厄介だ。まあ、でも自分にはそれしか取り柄がない。
、、、行くか
僕は中学生だが、バイトをしていた。この能力を利用した。内職をしていた。作業効率は10倍ほかの人にもばれないしお金も溜まる。一石二鳥だった。
、、、暇だな。外にでもでるか。
僕はゆっくりと散歩をしていた。この能力をもっと他の事に利用できないか?と。
僕の能力は自身の複製簡単にまとめると
1.複製できるのは自身のみ
2.身体は分子レベルで同一
3.精神は基本的に自分と同じだがまれに異なる
4.複製は複製前までは自分自身と同一の記憶それ以降は別の記憶を所有する
5.身体へのダメージなどはシンクロしない
6,自分は複製を出せるが複製は複製をだせない
7.複製時の恰好のまま複製するがそれは、見えるだけで実体化してない
こんな感じだ
「きもちわるい、中二病が」
後ろからそう聞こえた。僕が振り返ると眼鏡をかけた少女がいた。
周りには僕たちしかいない。独り言をしてたのか?これからは気をつけないとそう思ったその時
「へー。君も能力者なのかい?」
「え?」
「見せてよ。複製能力」
こいつまさか、、、心の声がきこえるのか?
「せいかーい」
彼女は笑顔で答えた。
静かな公園のベンチで僕たちは座っていた。
「みせてよ。ここならだれもいないからさ?」
彼女は顔を近づけた。女子の髪のにおいがふわっと広がる。
「やっぱり、男子って下心まんさいね」
「え、、」
「いいよ。慣れてるから。そんなのより、みせてよ」
僕は言われるがままに指を鳴らして一人複製した。
「おおー!すごい」
これは自分にとって普通のことだった。それよりも今はこの少女について知りたかった。
「いいよ、答えてあげる」
彼女は心の声を聞いてそう言った。
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