60th Ended Party.

HU レナードの自室にて。


 訓練を終えたレナードは自室で以前アルカディア機を戦った時のことを思い出していた。隣の大陸で機体ごと、超高速輸送機ちょうこうそくゆそうきに乗り込み、一息つく間もなく高高度より降下した。その後、敵機とけんまじえた。敵機を追いかけてたたった時の振動しんどうが今でも全身に残っている。

 その後、機体で基地に降り立つと地元の兵士たちが駆け寄ってきた。彼らは歓待かんたいした。彼らの将軍も俺に敬礼けいれいし、兵士たちも皆敬礼し、そして俺の周りに集まった。皆が握手を求めてきた。

 その後には盛大に宴会が開かれた。可憐かれんな女達はダンスを披露し、酒を飲んで夜更よふけまで皆で大いに騒いだ。


「彼らの期待に背くわけにはいかないよな。」

レナードはそう言ってニヤリと笑うと、もう一本酒を開けた。


次第に夜は更けていった。

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