お寺の広間に入った。高い天井に太い柱。部屋の隅々に仏教のような装飾がところどころあるがそれほど豪華という感じはない。中央奥には大きな仏像がどっしりと座禅を組んでいる。

広間の中心に座ると坊主はにっこり笑って言った。

「それでは話を聞こうか。」

俺がアリスとエレナを呼ぶと二人は俺の隣で仮の姿を出現させた。そして、俺はこれまでのことを話した。いろんなところで戦ってきたこと。AIと共に戦っていること。エネルギープラントを攻略しようとしたこと。敵機兵の登場、そして、なんとか逃げ帰ったこと。

「なるほど。それでここに来たわけだね。えーっと、、、」

坊主は続けて言った。

「エレナちゃんと、

　アリスちゃんと、

　そして君、

　名前は何と言ったかな？」

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