敗けた後に聖女の盟友となった魔物の話

ツム太郎

あらすじ

 魔物 対 人間。

 典型的な争いが続く世界、ヴァルフレイア。

 完全実力主義である魔王軍にて、とある魔物がいた。

 アーリマン・ダルク。後にマンダと呼ばれる魔王軍小隊長である。


 彼は人間が住むハートレイス城への侵攻に出ていた。

 しかし侵攻は失敗。撤退の殿をする事になった彼は、部下を逃がした後一人で立ち向かうが敗北して死亡。


 そのまま消える筈であった命。

 しかし死んだ彼を現世へ引き摺り戻す存在がいた。

 その者は聖女と呼ばれ、異世界から呼び出された人間たちの救世主であるという。

 聖女は盟友と呼ばれる者達を召喚し、自分の力として使役する力があったのだ。


 マンダは聖女ユリカと自身を殺した白鎧マルタがいる城に召喚され、逃げようとするが聖女の力により失敗。

 そのまま連れてかれた部屋には盟友である老人のイズミ、竜人の子ベルン、素性不明の黒騎士がいた。


 その後、また魔物が攻めて来たため城外へと行く。

 マンダは戦わなかったが、途中で盟友達がトンデモな連中だったことを知った。

 呆気に取られていると彼が先の戦で逃がした部下、ワーウルフのコルマが登場。

 しかし彼女は禁術の犠牲になっており、他の部下たちと融合して醜悪な肉塊となって襲い掛かった。

 なんとかコルマは倒せたが、マンダはショックを受ける。

 しかし盟友となったコルマに再会したマンダは、聖女に恩義を感じ盟友として戦う決意をした。


 翌日、盟友の力を見極めたいという城の王からの依頼を受け、マンダとコルマはマルタとイズミを相手に試合をすることとなった。


 マンダは策略を駆使し、相手どったマルタを撃破。

 コルマを倒したイズミとは戦う余裕がなかったため、即降参する。

 しかし王からは賞賛され、その夜に宴が行われた。


 翌日魔王討伐の旅へ出たのだが、ひょんなことから盟友のベルンが暴走。

 マンダはまた身を呈して暴走を止めようと動く。


 こうして、締りの無い形ではあるがマンダ達の旅は始まったのであった。

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