第23話
「てめぇ!さっきから何ブツブツ言ってやがるんだ!俺をコケにしてやがるのか?!」
庄之助に殴りかかる東。
「庄之助さん!危ない!」
東の攻撃をひらりと躱しさらに反撃した。よろける東。
「兄貴!大丈夫ですか!」
「うるせえ!黙ってガキを捕まえてろ!」
さらに殴りかかる東!庄之助は何発か躱したが避けきれずにダメージを受けた。
「庄之助さん!」
「ぐっ!痛ってぇ!やっぱり無理だ!昨日まで年寄りだったんだぞ!身体も思うようにうごかねぇ。」
「そんな弱気でどうするんですか?一雄君も見てるんですよ?さぁ!庄之助さん!」
「また独り言か?余裕じゃねぇかよ!なめるのもいい加減にしろよ!」
再び庄之助に襲いかかる東。
「オラオラ!」
東の拳が庄之助の頬を直撃して倒れ込む庄之助。
「庄之助さん!」
「くっそー!」
立ち上がる庄之助。東は苛立ち。
「こいつ!弱いくせにしぶといんだよ!」
東は容赦なく殴る蹴るを繰り返す!再び倒れ込む庄之助。スレイブが声をかける。
「庄之助さん!立って!」
「うるせー!分かってんだよ!」
再び立ち上がる庄之助。
「なんなんだよ!こいつは!」
明らかに怯む東、庄之助はその隙を見逃さない!
「どんなに殴られようとも、罵倒されようとも、俺は諦めない!それが俺の強さだ!」
「いけ!庄之助さん!」
力を振り絞り東に向かう庄之助!
「ぐわ!くそ!馬鹿な!」
庄之助一撃に倒れる東。
「兄貴!てめぇ!よくも!」
山路が庄之助に襲いかかるが、一瞬でやられる。
「あひ~ん!」
「とっととうせな!」
逃げ出す東と山路。
「くそ!てめぇのせいだぞ!」
逃げながら山路の頭を叩く。
「そんな?俺のせい?俺のせいか~。」
慌ただしく2人は逃げていき辺りに静寂が戻った。
つづく
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