優しい魔王の追憶

NA NA NA

エピローグ

これは百年も前の昔話である。


これは誰も知らない物語。


過去、現在、未来を含めて最強であり、最悪の災害


災禍の魔王と呼ばれた優しい魔王のお話である。





この世界はアルノスと呼ばれている。誰が考えたかは分からない、誰が付けたのかも分からない、ただ人々は気がつくとこの世界の事をそう呼んでいた。

このアルノスには百を超える多種多様の種族が生息していた。

そしてある日、ある一つの種族が「我が種族が最強でる!」と言い出したのだ。

それに反論した各種族は反発しあい、それは瞬く間に広がっていた。


百を超える数多の種族は争いにより劇的に数を

減らして行き、多種多様の種族達は数を減らされ

数多の国々は滅ぼされ、弱国達は強国に吸収され

て行き百を超える国は五つのみとなっていた。

繁殖率の高い人族が支配する国オーラス

技術力の高いドワーフが支配する国クロネア

精霊の求愛を受けし種族エルフの国アラスマ

嗅覚、聴覚、視覚、身体能力最強の国家、獣人族

が支配する国シリウス

鬼人や龍人の国、幻想種族の国それが幻想国家バアルである。


そしてこれこの戦乱の世に生まれた最後の魔族

後に災禍の魔王と呼ばれた者の物語である。






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