平成時間旅行~あなたと過ごせる幸せな日々があるなら~

野林緑里

あなたと過ごせる幸せな日々があるなら

 大好きだった彼が死んだ。


 彼と付き合いだしてから十年目という記念すべき日に彼は私にプロポーズしてくれた。


 プロポーズは、一生懸命貯めたお金で買った指輪を照れくさそうに渡しながら、シンプルな言葉。

 

 結婚しよう。

 

 その一言がなによりもうれしかった。

 

 なによりも幸せに満ちていた。


 それなのに、彼は逝ってしまった。


 彼の死を聞かさたとき、理解することなど到底できなかった。

 

 私は、彼を探した。彼との思い出の場所をめぐり、彼の存在を確かめようとした。

 

 けれど、どこにもない。


 ただよみがえる彼の笑顔とぬくもり。

 

 それが次々と零れ落ちていくような感覚しかない。必死に止めようとしてもとまらない。川のように流れていく。

 

 これは何かの間違いだ。ただの夢。


 すぐに覚めるわ。そしたら、いつものように彼が私の隣にいる。


 彼の生気のない姿を見ても、きっと目覚めてくれると思った。


 けれど、覚めることはなかった。


「ごめんね。里真ちゃん」


 彼の姉の由紀子さんが涙ながら謝罪してきた。


 私はなにもいえなかった。

 

 ただ愕然と彼の遺影を見つめていることしかできなかった。


 ぼんやりとした意識の中で私は、彼の親戚たちの話している言葉を聞いていた。


「こんなに若いのにね」


「どうして、あんなにいい子が……」


「もうすぐ結婚が決まっていたのに……」


 そういいながらもいたって、冷静だった。


 いや、私も冷静なのかもしれない。


 実感がなさすぎて……


「あの人のせいよ」

 

 彼の母親が睥睨しているほうへと視線を向ける。

 

 一人の若い女性が体を震わせながら佇んでいた。

  

 その傍らはは年配の女性。彼女の母親だろうか。

 

 彼女にも、その隣の女性にも見覚えがない。

 

 けれど、すぐ理解できた。

 

 彼を『殺した』女だ!!

 

 私から彼を奪った憎き女だ!!


 其れに気づいた瞬間、私は一瞬にして現実へと引き戻される。

 激しい憎悪の感情が溢れてくる。

 

 いますぐにあの人殺しのもとへいき、殺してやりたかった!!


「おまえのせいだ!おまえのせいで、あの子が死んだ!!おまえが死ねばよかったのよ!!」


 彼の母親の罵声は、そんな私の殺意に満ちた感情を抑え込む。

 

 彼の母親は、父親を早くに亡くして、女手一つで三人の子供たちを育てた。

 中でも末っ子の彼をだれよりもかわいがっていた人だ。


 そんな彼女から、息子を突然奪われてしまった悲しみは相当なものだろうことはわかる。


 なにせ、彼が私と付き合うこと自体、最初は快く思っていなかった。


「高校生が付き合おうとは早いのよ」


「あなた、まだいたの」


 その眼は冷たい。

 

 本当に異常なほどに彼の母親は彼に執着しているように思えてならなかった。


 けれど、八年という長い時間をかけて、徐々に認めてもらえるようになった。

 今では、娘のように可愛がってもらっている。


「かえせ!!息子を返せ!!」


 ヒステリックになる母親。


 うつむいたままの女

 ひたすら謝る彼女の母親


 そんな光景が私から憎悪の感情さえも消し去り、愕然とさせる。


 ただ浮かぶのはどうしてこうなってしまったのだろうという想い。

 

 なぜ、彼が……


 死なねばならなかったのだろうか。


 何度も問いかけても、誰かが答えてくれるわけではない。

 

 彼女には殺意などなかった。


 事故だ。


 出会いがしらの車同士の事故で、彼が死に、彼女は助かった。


 葬儀が終わり、放心状態のまま帰路に就いた。


 あたりはすっかり暗くなっていた。


 川が静かに流れていく。その川の音を聞きながら、何度もこの川沿いの土手を彼と歩いた。


 まだ制服姿の初々しい少年少女が私の横を通り抜けていく。


 彼らは他愛のないおしゃべりをしながら、横に並んで歩く。

 触れそうなる手に気づくと、黙り込んで視線を逸らす。けれど、すぐに自分たちの手をお互いにみると、少年のほうが少女の手を握る。少女は、驚いたような表情で頬を赤くする少年を見る。

 嬉しそうに微笑むと、彼に寄り添うように歩き出した。

 その姿がかつての私たちの姿と重なる。

 それを見つめていると、魂が裂けそうで苦しい。

 気づけば、降り出した冷たい雨が私の頬を伝っていた。

 

 彼らは一つの折り畳み傘を広げて、一緒に歩いている。

 

 突然の雨だったから、傘を持たない人たちが急いでかけていく。その中でも、私の足は速くならない。雨に濡れて、髪から滴る雨水のことさえも気づかずに歩いていた。

 何も考えられず、行き場を失った私を気に留めるものはいない。

 孤独だ。

 慟哭の闇がそこまで迫っている。


―おいおい、なにやってんだよ?


 彼の声が聞こえたような気がした。


 制服姿のはにかんだ笑顔。


 十年の間にずいぶんと大人になった彼


 出会ったころの初々しさはないけれど、少年のような笑顔はそのままだった。


―ほらよ。風邪ひくぜ


 そういって、渡してくれた傘。


―赤い傘なんてセンス悪い!!


―いいじゃねえか。赤は情熱の赤!!俺は情熱的に生きるんだよ!!


 そういって笑う彼の笑顔にいつも癒されていた。


 けれど、もうどこにもない。


 彼の笑顔はどこにも存在しないんだ。


 雨が落ちていく。


 このまま、消えてしまいたい


 そしたら、また会えるかな?


「だめだよ」


 突然聞こえた少年の声にハッと顔を上げた。


「だめだよ。死んじゃ……」


私が顔を上げるとそこには一人の少年がたたずんでいた。


 蒼いカッパをきた小柄な少年。


「お姉さん。まだ死ぬ予定じゃないからさ」


小学生ぐらいだろうか。

少年はにっこりと微笑み、近づいてくる。

だれかと問いただすよりも早く、少年が私の手を握る。


「僕はセイ。お姉さんの願いをかなえにきたよ」


「え?」


 訳が分からない。ただ見知らぬ少年を見る。


「私の願い?」


「うん。そうだよ。お姉さんの願い」


「私の願いは……。もう一度、彼に会いたい」


 私が答えると少年は、手を離して後方へととんだ。


「いいよ。あわせてあげる」


「え?」


「その代わり、三日前までだからね」


「え?」


 なにを言っているのか理解できなかった。

 三日前?


 三日前になにがあるのだろうか?


 三日前は彼が死んだ日。


「三日前の彼なら逢わせてあがられるよ。でもね。それ以後はもちろんないし、それ以前にはいけない」


何を言われているのか理解できない。

そんな私を尻目に話を続ける。


「でもね。ちゃんと、お姉さんには対価を払ってもらうよ」


「対価?」


「お姉さんの……」


「え?」


 少年の言葉が突然聞こえなくなった。何かをいったのは確かだけど、私の耳に入ってこなかった。


「どうする?」


 対価?どんな?


 対価さえ払えば、私は彼にもう一度会えるの?


 私は藁にもすがるような思いだった。


「お願い。彼に会いたい。どんな対価でも払います」


「それじゃあ、いっておいで。タイムリミットは一時間だよ。それ以上はいられないからね」


 そういうと、少年は私を指差した。


 直後、私の視界は真っ暗になってしまった。


 次に気付くと先ほどいた土手だった。


 けれど、様子が違う。


 あれ? いつのまに雨が止んでしまったの?


 あれ? いま夕方だったかしら?


 私は首をかしげた。


 あれはなんだったのかな?


 突然少年が現れて、私に彼と会わせてあげるといった。


 あれは?

 

 私は、先ほどであった少年のことを気になりながらも家へ向かって歩いていた。


この道はよく彼と一緒に歩いたなあとぼんやりと考えていた。

 彼と出会ったのは高校一年生だった。同じクラスの男の子でなんとなく気があった。だから自然と仲良くなっていた。そして、いつの間にか彼のことを一人の男として意識するようになっていた。彼もまた私に対して同じ思いを抱いていたから、彼と恋人同士になるまでにはさほど時間はかからなかった。付き合い始めてからは毎日のように家まで送ってくれた。


 最初にキスをしたのも私の家の前だった。それを目撃した兄から冷やかされたこともほんの最近のことだとさえ思えてくる。


 けど、もう昔の話。大人になってお互いに仕事を始めてからは、めったに会うことはなくなった。ただ、毎日の欠かすことのなかったメールのやり取りだけが、会えない時間を埋めていた。それだけでも、満足だった。会えなくても、彼とはいつもつながっていることを感じられたからだ。

 週に一度の逢瀬の時の喜びは、何物にも代えがたいものだった。

 やがて、十年もの歳月ののちに私たちは、一生ともに歩むことを決めた。

その言葉は、シンプルな言葉だったけれど、これ以上にないほどの喜びに満ちていた。このまま、ずっと彼とともにいる。彼のぬくもりを感じながら生きていけることは、なによりの幸福だった。


 けれど……


 そのぬくもりは忽然と私の元から消え去った。


 私は自分の家の玄関の前まで来てドアノブを握り締めようとした瞬間、手が止まってしまった。いつのまにか大粒の涙がこぼれ落ちてきたのだ。


 膝を折って顔をうずめて立ち上がることさえもできなくなった。


 会いたい


 でももう会えないんだ。

 

 こんなに会いたいのに……


 私の脳裏には何度も何度も彼の顔が思い浮かんでは離れなかった。


「あれ?里真?なにやってんだ?」


 え?


 そのとき後ろから彼の声が聞こえてきた。

 そんな……


 そんなはずはない。彼は三日前に死んだはずだ。彼の声が聞こえるはずがない。


 夢なのだろうか。


 これは……


 私は恐る恐る振り返った。


 確かにいた。


 そこには彼の姿があったのだ。彼は心配そうな顔で私を見ていた。


「……。博人……」


「なんだよ。里真。幽霊でも見たような顔してさあ」


 博人は怪訝そうな顔をしていた。まさか、夢なのだろうか。本当に幽霊なのだろうか。


「博人。博人」


 気づけば何度も彼の名前を呼びながら、彼に抱きついた。


 生きてる


 確かに博人のぬくもりが感じられる。夢なの?

 どちらが夢だというのだろうか。


 これが夢?


 それとも博人が死んだというのが夢だったのだろうか。


 そうよ。


 これが現実よ。


 死んだなんて夢に決まっている。


 本当は博人は死んでいない。博人はここにいるじゃないの。


 ここに……


 私は博人の顔を見上げた。博人はいつものように優しく微笑みかけてきた。


「どうした? もう会いたくなったのか?

結婚したら毎日嫌でも会うぞ」


「そ……そうだね」


 私は再び博人を抱きしめた。


 強くただ強く抱きしめて、失わないように、博人がどこにいなかいようにと……


「いてて、里真。なんだよ~」


「ごめん。でも、もうしばらくこうさせて……。博人……。私ね。幸せだよ」


「里真」


「博人とあえて、博人と結ばれてこんなに幸せなことはないよ」


「なんだよ~。なに、いまさら」


 博人もまた私を抱きしめてくれた。


 いったいどれくらいそうしていたのだろうか。


 時間なんてわからない。


 このままでいい。このままでいて……


 いっちゃいけないわ。博人


 お願いだから行かないで……


 私は博人の顔をみて、博人の頬に触れた。


「里真?」


「キスしよう」


 私から彼の唇へと触れた。


 暖かい。


 博人のぬくもり。


 胸の鼓動を感じる。


 生きているんだ。


 博人は確かに生きているんだ。


 あれはきっと悪い夢だったのね。あまりにも幸せすぎるから神様が博人が死んだという夢を見せただけなんだ。


 だって、ここに彼は存在しているじゃないの。


「博人……」


 キスを終えて唇が離れるともう一度博人を見て、すぐに異変に気づいた。


「あれ?」


 博人が動いていない。


「博人?」


「一時間だけだっていったよ。お姉さん」


 振り返るといつのまにか少年の姿があった。少年が博人のすぐ隣に佇んでいたのだ。


「あなたは?」


「ユメトだよ。お姉さんの願いかなえたからもういいでしょ」


「いや!」


 いやよ。これでさよならなんていや。


 博人とずっと一緒にいたい!


 博人を失いたくないの。


「だめだよ。約束は約束。一時間だけだよ」


「いや!戻りたくない!博人と一緒にいたいの!!」


 私は時を止められた博人の身体に抱きついた。暖かい。まったく動いていないのに生きてる証拠だけは確かニ残っている。


「いやよ! 時間を動かさないで!」


 少年は困惑した。


「本当にわがままなお姉さんだよ。でもね。これ以上時間をいじることはできないよ。いじったら歴史が変わってしまう」


「お願い」


 私はただ必死だった。失いたくなくて彼に生きててほしくて、この不思議な少年に切望した。


 少年はため息を漏らした。


「わかったよ。まあ、そうなるだろうって予測はついていたけどね」


「え?」


「予定変更。本当はお姉さんのその指輪もらおうかと思ったんだけど、それじゃあ、対価が足りないよ。だったら……」


 少年は私を指差しながら、願いをかなえるために必要な対価を告げた。


 私は一瞬愕然としたけど、それを受け入れることにした。


 それいい。


 彼が生きててくれるならば、彼と一緒にいられる時間が少しでも長くなれるのならばそれでいいと私は思った。




「父さん。母さんの日記に不思議なことがかいてあるよ」


息子が妻の残した日記帳をオレに差し出しながらいった。


 妻が亡くなったのは五年前だった。あんなに元気だった妻は交通事故であっけなく死んでしまったのだ。当時三歳だった息子はまだ母親の死を理解できずに母親の姿を探していたのだが、月日が流れるうちに母親がもういないことを理解したのかぱったりと捜さなくなった。その代りに仏壇に毎日のように線香を上げながら、なにやら妻に話しかけている姿が見受けられるようになった。

 息子は息子なりに母親の死を受け入れているのだろう。

 そんなときに息子が突然生前妻が書いていた日記帳をオレに指しだしたのだ。


 日記など書いていたのだろうか。


 いままで一度も見たことはないのは、妻の死が受け入れられず、ほとんど妻のものに手を触れていなかったからなのかもしれない。


「どんなことが書かれていたんだ?」


 オレは妻の書いていた日記帳を息子から受け取ると日記をめくった。


 最初は一言ずつしか書かれていなかった。ただ一言『今日は博人とデートした』とか『博人大好きだよ』とか、『博人にプロポーズされた』とかオレへの愛に満ち溢れていた。


 そしてその日記の最後のページに息子がいう不思議なことが書かれていたのだ。

 いったい、この夢物語はなんだろうかと思いながらも何ページもつづられている日記を読み続けていた。


 そして最後のページになった。そのページだけが何年も時間が飛んでいる。


 日付が妻が交通事故に合うその日の朝につている。


『昨晩。あの子が私の元にやってきたわ。明日までだって。そうか、私は今日で運命が尽きるのね。仕方ないわ。だってそれが私が決めた運命だもの。それを受け入れるわ。でも、正直怖いわ。あの人や息子を残していってしまうのが怖いわ。でもね。なによりもあの時あの人を失ってしまっていたらと考えたら、息子と会えなかったと考えたら、苦ではないわ。少しの間だったけど、幸せな時間を過ごさせてくれたもの。だから、満足してる』


 どういうことなのだろうか。


『さようなら。博人。悟。たとえ、私がいなくなっても幸せでいてね』


 最後にそれで締めくくられていた。


 不思議な日記だ。

 

 オレが実は交通事故で死んでいたとか、妻は一度時間を戻してもらったとかありえないことばかりだ。


「ありえないことはないよ」


 え?


 オレが振り返ると息子のすぐとなりにべつの少年の姿があった。息子と余り変わらないぐらいの少年が佇んでいたのだ。


 息子のほうはそれに気づいていない。いや息子自身まったく動いていないのだ。


「君は?」


「僕はセイ。僕は時の番人だよ。僕の気まぐれであなたの奥さんの願いをかなえたんだよ」


「妻の願い?」


「そう。奥さんの願いをかなえたおかげであなたは生きているんだ」


 そういいながら、少年は息子の肩にそっと手を置いた。


「本当は生まれる予定ではなかったこの子も産まれた」


 この少年はなにをいいたいのだろうか。


 オレが生きているのは妻が願ったからといいたいのだろうか。


「まあ、予定ってものはあくまでも予定だからね。神様だって予期しない事態も起こることもある。僕が運命を変えたことで君が生きていることは事実だ。でもね。運命を変えるためには対価が必要だったんだよ。君の運命を変えると彼女の運命も代わる。そしてこの子の運命も変わった」


「生まれるはずがなかったのに、生まれた?」


「そう警戒しないでよ。運命が変わって、たまたまこの子はあなたと彼女の子供として生まれただけだよ。どちらにしても、この子はどこかで生まれていたはずだよ。ほんの少し予定した人物から生まれなかっただけさ」


「もし……もしオレの願いをかなえてくれるならば妻に……」


「それはもうだめだよ」


 オレははっとする。


「もうすでにあなたの願いもかなえているからね」


「オレの願い?」


「そうだよ。あなたの願いもまた彼女と同じ。彼女と少しでも一緒にいたいという願いだよ」


「ならば、オレからも……」


「対価は取ったじゃないか。それは彼女と過ごせるはずだったこれからの時間さ。彼女からは生そのものを取り、あなたからは彼女と長く一緒にいられるはずだった時間をとった。まあ、どちらにしてもあなたと彼女の過ごせる時間はわずかしかなかったからね。これ以上、僕はなにもできないよ」

「ただね。大事にしなよ。彼女からもらったあなたとこの子の命をね。それが彼女の最後の願いだよ」


「おい」

 


 いつのまにか、少年の姿はどこかへと消え去ってしまっていた。


「父さん?どうしたの?」


 気がつけば息子が不思議そうな顔で自分をみつめていた。


 オレはやさしく息子に微笑むと腰を下ろして息子の頭を撫でた。


「よし、いまから母さんの墓参りでもいく」


「うん!」


 オレは息子とともに妻の眠る墓地へと向かうことにした。


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