人で遊ぶことが一番の

kana

一節

この世界には犯してはならない罪がある。

『罰』人を罰すること

『悪』悪事を働くこと

『偽』真実を偽ること

『善』善を尽くすこと


『罪』

 犯してはならない法と呼べる物はこの世界にはない。しなければいけないのは罪を犯さないこと。それだけである。逆にそれ以外なら何でもしていいのかというと、つまりはそういうことなのである。そして今までで一番犯されてきた罪とは『善』である。

罪が犯してはいけないルールだとしても、これを犯すものは少なからず存在してる。毎日流れるニュースでもそのことは取り上げられている。誰が罪を犯したのか、そしてどんな罰が与えられたか。しかしながらある特定の人間によって罰を与えることはしてはならない。ならば誰がどんな罰を与えるかを決めるのか。それは被害者である。そして与えられる罰は流刑のみである。『罪』を犯したものは例外なくこの惑星の外に送られる。いわゆる流刑である。しかしその先が何処なのかは未だに分かっていない。しかしながら分かる必要などないのだ。罪を犯した者を必要とするものなどいないのだから。

しかし罪を見つけるのは人間である。人間が見つけて罪が犯されていると考え、それが正しければ、その者の行動は不適切であると決定され知らぬ間にいなくなってしまうのだ。

故に『罪』は行動をしなければ罰せられない。考えるだけでは他人がそれを判断するなどできないのである。


 悪事と一塊に言っても様々な種類がある。代表的な例を挙げるとすれば、人や物に物理的な危害を与えること、精神的な危害を与えること、それとイメージを汚すこともこの内に含まれる。

 人間が生きていれば悪事に関わらずともイライラしたりストレスが溜まることなど容易にある。意図していなく、また悪いことでなくとも相手に迷惑をかけてしまうことなどどうしても起きてしまうのである。しかしながらそういったことはしょうがないというものである。一々気にしていられないというのが本音であったりもするくらいにだ。


 何事でも偽ってはならない。悪事とは違いそれを判断するのは己の過去だからだ。故に何にしても偽れないため、犯される『罪』の中では一番少ない。

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