とある小国と風の神様(3/3)
神に愛された国がある。滅びかけていたその国は、風の神より賜った奇跡の恵みにより蘇った。神は宝物だけでなく、美しい布に包まれた赤子をも遣わし、人々は慈しんでその子らを育てた。
神に愛された民と、神の子らの末裔によりなるその国は今なお栄え、風上の谷には神がいるのだと信じて疑わない。
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