骨の神(3/3)
ある代の神たる少年は、歴代の神との対話中に、神の骨が砕けるのを見た。そして彼に神託が降りる。少年はお付きの稚児を呼び、手に小袋を持たせた。
いいかい、この中にある欠片を細かく砕き、村の皆の食事に混ぜるのだ。誰にも見つかってはいけないよ。
今、骨の神を崇める村は、もうどこにもない。
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