イカロスの翼
確かに
その翼でずっと
飛び続けられるわけはなく
それでも
飛ばずにはいられなくて
それを
愚かだと
どの翼でも
永遠に飛び続けられるものなどはない
(わかっている
わかっていたさ)
だけどきっと
(力尽きるまで
力の限りに飛んだこと)
イカロスは微笑んでいたと思う
誰にも知られずとも
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