応援コメント

サイレント・ジャイアント」への応援コメント

  • 面白いですよね、食料自給のシステム。
    料理することは人間の楽しみで、面倒なときもあるけど、奪われてしまったら食事も楽しくなくなるんでしょうね。しかし保存食とかは作れるの、やっぱりすごい。
    自律稼働して生産しつづける塔は、地球のシステムを限定的に再現したもののようで、でも自然でも生き物でもなく。灰色の巨人、わかる気がします^ ^

    作者からの返信

    勝手に食料を作ってくれて、注文1つでそれが手に入るのってすごくハイテクに思えるんですけど、でも実はリアルの我々もシステム的にはそんなに変わらないんじゃないかと思いながら書いてました。あらゆる食材が人の手で作られているけど、その過程の存在を普段どれくらい意識しているんだろう、とか、お金を出さなきゃいけないのが違うだけで、食材がすぐ手に入るのは変わらないよな、とか。
    塔のデザインをした人間はたぶんそういうところも考慮していて、後世の人々が食べるもので苦労したり争ったりすることがないように、また食に対する意識を忘れることもないように塔の機能を調整したのだろうなという気がします。
    なので保存食も作れるけど基本的に食材しか提供しない、というちょっとちぐはぐな機能になったのだと。
    塔の上の人々にとってはそれが当たり前で、塔や甲板は生活の土台に過ぎなくて、でも地上や旧文明の知識を持っているクローディアの目を通して見るとそう単純に片づけられない、という章ですね。
    クローディアを語り手にしているのもその視点が問題提起役として適当だと思ったからです。
    塔の中身を見る章のつもりなのですが、とっつきやすいので食の話が多めになりそうです(笑)。