485球目 夜野の球は打てそうで打てない
休憩後、食堂にて、
「左のスリークォーターで130投げれんて、かなり遅くないかい。しかも、コントロールようなさそうやし」
「センバツでは
こっそり、自分の1試合平均の四死球を計算してみる。おっ、平均3.9個か。意外と俺はコントロールいいのか? まぁ、よく打たれてるけど……。
「ピンチの場面の強そうやね。いつも打たせて取るピッチングやけど、ピンチの場面で三振取っとるし」
「ミス・ツトーの言う通りです。
相手選手が、低く沈むシンカーに空振りする映像が流れる。打ちやすそうに見えて打てないのが、一番イヤだな。
「真っすぐ打ったらええねん、真っすぐぅ!」
「
「さっすがー、
「あったまいー!」
「OK。
思ってたよりもあっさりと、
俺が埼玉
(続く)
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