55球目 天狗の鼻が伸びない
「だいぶ
「
「しつこいなぁ。俺っちは一度決めたことを曲げないの、親父はわかっとるやろ? 野球選手の中に、妖怪の力を悪用しとる奴がいると思うし、何より、あの
彼は愛しの津灯の写真(隠し撮り)を見つめて、頬を染める。
「いいか、
「わかっとるよ。このアッパースイングで悪い奴らを飛ばしたるから」
彼はアヤカシ封じの杖を野球のバットのように握り、下から上へ振り上げる。
「コラッ! 杖をそんな風に使うんじゃあない!」
「ほらほら。野球が役立っとるやろ、親父?」
「むうう。やはり、ここまでお前を強化する野球は、かなり優れた球技のようや。して、その
「任しといて。俺っちと
(初の練習試合まであと3日)
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