49球目 スピードガンは嘘をつかない
グル監の提案により、第1回
開催に先立ち、
「では、皆さん。ピースサインを作って下さい」
俺と
「薬指から親指を離してあげて、その間にボールを挟む。親指は
皆がストレートの握りを習得した。今度は投げ方の説明だ。
津灯はオーバースロー(真上)、スリークォーター(ななめ)、サイドスロー(横)、アンダースロー(下)の4種類を実践する。いずれのフォームでも、彼女の体の動きはしなやかで、速球を投げる雰囲気がある。
「スピードコンテストの1位から3位まで、私の特製料理をごちそうしますから、皆さん頑張って下さいね」
皆のシャドウ・ピッチングの勢いが増す。
スピードコンテストは、50音順で投げていく。
ジャンピングスローの
サイドスローの
タコみたいにくにゃくにゃしたフォームの
ついに、俺の出番だ。
(初の練習試合まであと6日)
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